各部の機能と基本的な操作

ファインダー

視度調節ダイヤルについて

  • 視度調節ダイヤルを回すと、ファインダー内がはっきり見えるように調節できます。
  • 爪や指先で目を傷つけないようにご注意ください。

長時間ファインダー撮影をする場合

カスタムメニューd7[Lvに撮影設定を反映]を[しない]に設定すると、撮影画面が見やすい色味や明るさで表示されます。

M(モニターモード切り換え)ボタン

ファインダーと画像モニターの表示設定を切り換えることができます。

Mボタンを押すたびに、次のようにモニターモードが切り替わります。

自動表示切り換え]:アイセンサーにより、ファインダーの表示と画像モニターの表示が自動的に切り替わります。
ファインダーのみ]:画像モニターには何も表示されなくなります。メニューの設定や撮影した画像の確認などもすべてファインダーで行ってください。
モニターのみ]:画像モニターのみを使用して撮影や設定をする場合に選びます。ファインダーに顔を近づけてもファインダーには何も表示されません。
ファインダー優先]:これまでのデジタル一眼レフカメラと似た動作になります。
  • 静止画モードの場合、ファインダーに顔を近づけるとファインダーに撮影画面が表示されますが、顔を離しても画像モニターには撮影画面は表示されません。
  • メニュー画面や再生画面、動画モードの撮影画面は、アイセンサーにより自動的に切り替わります。

使用するモニターモードを限定する

セットアップメニュー[モニターモードの限定]で表示設定を限定できます。

撮影モード切り換えレバー

撮影モード切り換えレバーを回すと撮影モードを変更できます。

モード内容
AUTO(bオートカメラまかせの簡単な操作で撮影を楽しむことができます(静止画を撮影する(bオート)動画を撮影する(bオート))。
Pプログラムオートシャッタースピードと絞り値の両方をカメラが自動制御します。
Sシャッター優先オートシャッタースピードを自分で設定し、絞り値はカメラが自動制御します。
A絞り優先オート絞り値を自分で設定し、シャッタースピードはカメラが自動制御します。
Mマニュアルシャッタースピードと絞り値の両方を自分で設定します。

シャッタースピードダイヤル

撮影モードがSまたはMの時にシャッタースピードダイヤルを回すと、シャッタースピードを設定できます。

X]、[T]に合わせたり、[1/3STEP]、[X]、[T]、[B]から変更したりするには、シャッタースピードダイヤルロックボタンを押しながら回します。

11/4000~1/2秒
21~4秒(赤文字)
3B(Bulb)(長時間露出で撮影する
4T(Time)(長時間露出で撮影する
5X(フラッシュシンクロ)(e1:フラッシュ撮影同調速度
61/3STEP(1/3ステップ)(シャッタースピードを1/3ステップで設定する(撮影モードS、M)

メインコマンドダイヤル/サブコマンドダイヤル

コマンドダイヤルを回すと、絞り値やカメラのボタンに割り当てられた機能の設定を変更できます。

ISO感度ダイヤル

ISO感度ダイヤルロックボタンを押しながらISO感度ダイヤルを回すと、撮影時の周辺の明るさに応じて、光に対する感度(ISO感度)を変更できます。

静止画撮影時

ISO感度ダイヤルロックボタンを押しながらISO感度ダイヤルを回すと、ISO感度を設定できます。

動画撮影時

次のように設定した場合のみISO感度を設定できます。それ以外の場合は、カメラが自動的にISO感度を設定します。

ISO感度ダイヤルロックボタンを押しながらISO感度ダイヤルを回すと、ISO感度を設定できます。

露出補正ダイヤル

露出補正ダイヤルを回すと、カメラが制御する適正露出値を意図的にずらせます。画像全体を明るくしたり、暗くしたいときなどに使います。

-1段補正
露出補正なし
+1段補正

画像モニター

このカメラの画像モニターは、向きや角度を変えて使えます。

通常の撮影

通常の撮影では、画像モニターを外側にしてカメラ本体に収納した状態でお使いください。

ローアングル撮影

画像モニターを上に向けると、カメラを低い位置に構えて撮影できます。

ハイアングル撮影

画像モニターを下に向けると、カメラを高い位置に構えて撮影できます。

自分撮りモード

画像モニターをカメラ前面に向けると、自分撮りモードに切り替わります(自分撮りモードで撮影する)。

画像モニター取り扱い上のご注意

  • 画像モニターを回転させる場合は、回転範囲内でゆっくりと回してください。無理な力がかかると、カメラ本体や画像モニターの破損の原因となります。
  • 画像モニターを使用しないときは、傷や汚れを防ぐためにモニター画面を内側にしてカメラ本体に収納することをおすすめします。
  • 画像モニター部分をつかんで、カメラを持ち上げたりしないでください。カメラが破損するおそれがあります。

自分撮りモードで撮影する

画像モニターを自分撮りモードのポジションにセットすると自分撮りモードに切り替わります。

画像モニターには鏡に映ったような状態(鏡像)で表示されますが、画像はカメラから見た状態(正像)で記録されます。

自分撮りモードについて

自分撮りモードでは次の点にご注意ください。

  • 自分撮りモード中は、電源スイッチ、シャッターボタン、動画撮影ボタン、静止画/動画切り換えレバー、撮影モード切り換えレバー、シャッタースピードダイヤル、ISO感度ダイヤル、露出補正ダイヤル以外の操作は無効になります。
  • カスタムメニューc3[パワーオフ時間]の[半押しタイマー]の設定が1分未満の場合は約1分間、1分以上の場合は設定した時間何も操作が行われないと、半押しタイマーがオフになります。
  • 次の設定が固定されます。
    • レリーズモード]:[セルフタイマー
    • 動画撮影メニューの[フォーカスモード]:[フルタイムAF
    • タッチ操作]の[タッチ操作の設定]:[有効
  • ファインダーは使用できません。
  • 次の機能は使用できません。
    • 長秒時ノイズ低減
    • オートブラケティング
    • HDR(ハイダイナミックレンジ)
    • 露出ディレーモード
    • Mモード時のシャッタースピード延長
  • セットアップメニューの[自分撮りモード](自分撮りモード)を[無効]に設定すると、画像モニターを自分撮りモードのポジションにセットしても自分撮りモードに切り替わりません。

タッチパネル

このカメラの画像モニターはタッチパネルになっており、指で画面に触れて操作できます。ファインダーを見ながら撮影する場合はタッチ操作は無効になり、ピント合わせなどは行えません。

ピントを合わせる/シャッターをきる

設定を変更する

再生画面を切り換える

動画を再生する

iメニューを設定する

文字を入力する

1入力エリア
2キーボードエリア
3文字種変更

メニューを設定する

タッチパネルについてのご注意

  • このカメラのタッチパネルは静電式です。爪でタッチしたり、手袋などをはめたままタッチしたりすると反応しないことがあります。
  • 先のとがった硬い物で押さないでください。
  • タッチパネルを必要以上に強く押したり、こすったりしないでください。
  • 市販の保護フィルムを貼ると反応しないことがあります。
  • タッチパネルに指が触れたまま、別の指でタッチすると、適切に動作しないことがあります。

タッチ操作の有効/無効について

セットアップメニュー[タッチ操作]で、タッチ操作の有効/無効を切り換えられます。

DISPボタン

DISPボタンを押すたびに、次のように画面の表示が切り替わります。

静止画モードの場合

1情報表示あり
2シンプル表示
3ヒストグラム※1、2
4水準器表示
5インフォ画面(静止画モードの場合
  1. カスタムメニューd7[Lvに撮影設定を反映]が[する]の場合に表示されます。
  2. 多重露出撮影中で、[確認撮影]を[する]に設定している場合は表示されません。

ファインダーの表示について

ファインダー使用時も、DISPボタンを押すと表示される情報が切り替わります。ただし、インフォ画面は表示されません。

情報表示の消灯について

カスタムメニューf2[カスタムボタンの機能(撮影)]で[ライブビュー情報表示の消灯]を割り当てると、ボタンを押すだけで情報表示を消灯できます。もう一度押すと再表示します。

動画モードの場合

1情報表示あり
2シンプル表示
3ヒストグラム
4水準器表示

Xボタン/WQ)ボタン

撮影時や再生時に押すと、画像モニターの表示を拡大または縮小することができます。

撮影時

Xボタンを押すと、被写体を拡大表示できます。さらにXボタンを押すと拡大率が上がり、WQ)ボタンを押すと拡大率が下がります。

再生時

1コマ表示モードのときにXボタンを押すと拡大表示できます。さらにXボタンを押すと拡大率が上がり、WQ)ボタンを押すと拡大率が下がります。1コマ表示モードのときにWQ)ボタンを押すと、サムネイル表示モードに切り替わります。サムネイル表示モードの72コマ表示中にWQ)ボタンを押すと、カレンダー表示モードに切り替わります。

Ag)ボタン

撮影時にフォーカスロックとAEロックを行ったり、再生時に画像にプロテクト(保護)を設定できます。

撮影時

AEロックとフォーカスロックを同時に行います。

再生時

表示中の画像にプロテクトを設定します。

Gボタン

Gボタンを押すと、画像モニターにメニュー画面を表示します。

  1. どちらかに設定できます。初期設定は[マイメニュー]です。

メニュー項目の設定

メニューの操作には、マルチセレクターとJボタンを使います。

1上に移動
2決定する
3次の画面に進む(右を選択または決定)
4下に移動
5前の画面に戻る(左を選択または取り消し)
  1. メニューのタブを選ぶ
    4を押して、タブの選択エリアにカーソルを移動させます。
  2. メニューを切り換える
    13を押して、メニューのタブを切り換えます。
  3. 選んだメニューに入る
    2を押して、選んだメニューに入ります。
  4. メニュー項目を選ぶ
    13で項目を選びます。
  5. 設定内容を表示する
    2を押して設定内容を表示します。
  6. 設定内容を選ぶ
    13で設定内容を選びます。
  7. 決定する
    • Jボタンを押して決定します。
    • メニュー操作をキャンセル(中止)するには、Gボタンを押してください。
    • メニュー画面から撮影に戻るには、シャッターボタンを半押ししてください。

グレーで表示されるメニューについて

撮影モードやカメラの状態によって、設定できないメニュー項目があります。この場合、その項目はグレーで表示されて選べません。

d(ヘルプあり表示)

  • ヘルプがある場合にWQ)ボタンを押すと、その項目のヘルプ(説明)を表示します。
  • 説明が2ページ以上ある場合は、マルチセレクターの3を押して、次のページを表示してください。
  • もう一度WQ)ボタンを押すと、メニュー画面に戻ります。

タッチパネルでの設定について

メニューはタッチパネルで設定することもできます(タッチパネル)。

iボタン(iメニュー)

iボタンを押すか画像モニターのiをタッチすると、iメニューが表示されます。

再生時のiメニューについて

再生画面や動画再生時などにiボタンを押すと、状況に応じたiメニューが表示されます。

iメニュー項目のカスタマイズ

撮影時のiメニューで表示される項目は、カスタムメニューf1またはg1[iメニューのカスタマイズ]で変更できます。

  1. カスタムメニューf1またはg1[iメニューのカスタマイズ]を選んでJボタンを押す

    メニューの選び方は「Gボタン」(Gボタン)をご覧ください。
  2. 機能を割り当てたい場所を選んでJボタンを押す

    割り当てられる機能の一覧が表示されます。
  3. 割り当てたい機能を選んでJボタンを押す
    • 新しい機能が割り当てられ、手順2の画面に戻ります。
    • 他の場所にも機能を割り当てたい場合は手順2、3を繰り返します。
  4. Gボタンを押す
    機能の割り当てが決定してメニュー画面に戻ります。

Fnボタン

撮影時にFnボタンを押すと、よく使う機能を素早く呼び出せます。

Fnボタン機能の割り当て変更

Fnボタンの機能の割り当ては、カスタムメニューf2[カスタムボタンの機能(撮影)]またはg2[カスタムボタンの機能]の[Fnボタン]で変更できます。

  1. カスタムメニューf2[カスタムボタンの機能(撮影)]またはg2[カスタムボタンの機能]を選んでJボタンを押す
    メニューの選び方は「Gボタン」(Gボタン)をご覧ください。
  2. 2を選んでJボタンを押す

    割り当てられる機能の一覧が表示されます。
  3. 割り当てたい機能を選んでJボタンを押す
    • 新しい機能が割り当てられ、手順2の画面に戻ります。
  4. Gボタンを押す
    機能の割り当てが決定してメニュー画面に戻ります。