Windowsをお使いの場合
必要な動作環境
階調モードを設定できるニコン製デジタルカメラで撮影したHLG方式のHDR静止画(HLG静止画)を適切な階調で表示するために必要な動作環境は、次の通りです。
OS |
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---|---|
GPU | HDR10対応およびPlayReadyデジタル著作権管理をサポートしていること |
モニター | DisplayHDR 1000(推奨) |
ケーブル |
HDMI 2.0a以降 DisplayPort 1.4以降 |
ソフトウェア | NX Studio(最新版をインストールしてください) |
DisplayHDR 1000未満のモニターについて
DisplayHDR 400/500/600/True Black 400/True Black 500/True Black 600のモニターをお使いの場合、HLG静止画を表示すると白とびが発生する場合があります。
HDRとHLGについて
- HDR(High Dynamic Range)とは、従来よりも広い明るさの幅(ダイナミックレンジ)を出力できる映像技術のことを指します。中間部からハイライト部の輝度の情報量を増加することで、より幅広い映像表現を実現しています。静止画の合成による表現技法の「HDR(HDRI)」とは異なります。
- HLG(Hybrid Log Gamma)とは、HDR規格の方式の1つです。階調モードを設定できるニコン製デジタルカメラで[HLG]に設定すると、HLG静止画を撮影できます。
NX Studioについて
HLG静止画をパソコンで表示するには、ニコンソフトウェアNX Studioをインストールする必要があります。NX Studioをインストールすると、ニコン製デジタルカメラで撮影した静止画や動画の閲覧と編集を行うことができます。下記のホームページからNX Studioの最新のインストーラーをダウンロードし、画面の指示に従ってインストールしてください。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/
コーデックのインストールについて
NX StudioでHLG静止画を表示するには、対応するコーデック「Imaging Codec 01」が必要です。対応コーデックのインストールは、NX Studioで初めてHEIF形式(拡張子:hif)のHLG静止画を表示または選択しようとしたとき、あるいは別の形式に書き出そうとしたときに表示される画面の指示に従って行ってください。
- Imaging Codec 01のダウンロードには、対応カメラのシリアル番号が必要です。
パソコンでの設定
パソコンで次の環境設定を行う必要があります。各設定の詳細についてはMicrosoftのホームページをご覧ください。
- システムのディスプレイ設定でHDRを有効にする
- HDRビデオのストリーミングをオンにする
HLG静止画を1枚表示するときのご注意
HDR/SDRの明るさのバランスを高く設定するとモニター全体が明るくなり、HLG静止画表示部分とそれ以外の表示部分(SDR表示部分)の明るさの差異がわかりにくくなります。HLG静止画を表示するときは、HDR/SDRの明るさのバランスを最低にすることをおすすめします。
モニターの設定について
使用するモニターにより、モニター側の設定が必要な場合があります。詳しくはモニターの説明書を参照してください。