Nikon

おすすめの設定について

ここでは、ピクセルシフト撮影時および画像合成時に役立つおすすめの設定について紹介します。

カメラ

静止画メニューの[ピクセルシフト撮影](0ピクセルシフト撮影の設定について

項目 設定 内容
ピクセルシフト撮影モード する(連続) ピクセルシフト撮影を連続で行うときに使用します。
撮影コマ数 32コマ 32コマを合成すると最も高画質な画像が生成できます。また、生成枚数の選択肢が他の撮影コマ数と比べて多くなります。それによって、16コマ単位で合成した画像を2枚生成したり、8コマ単位で合成した画像を4枚生成するなど用途に合わせて選択できます(0ピクセルシフト合成画像の生成枚数について)。
ディレー 2~5秒 シャッターボタンを押したときに発生するぶれの影響を低減できます。
待機時間 0秒

撮影時間を最短にできます。

iメニューおよびカスタムボタンの割り当て

iメニューやカスタムボタンに[ピクセルシフト撮影]を割り当てると素早くピクセルシフト撮影の設定を行えます(0ピクセルシフト撮影を素早く開始するために役立つ機能や設定)。また、ピント合わせのための補助機能として、レンズのFnボタンやカメラのカスタムボタンに[拡大画面との切り換え]を割り当てておくことをおすすめします。

再生メニューの[グループ再生の設定

項目 設定 内容
サムネイルのグループ表示 ON サムネイル表示時にピクセルシフトで撮影したグループ画像の先頭画像のみを表示します。撮影に失敗したグループを一括で削除することや画像の転送を一括で行うことができるためおすすめです。

セットアップメニュー[電子音

項目 設定 内容
ビープ音 有効 ビープ音]を[有効]にすると、ピクセルシフト撮影終了時にビープ音が鳴るため、リモコン使用やテザー撮影などのカメラから離れた撮影時でも撮影完了が簡単に分かるためおすすめです。
音の選択 Type E]以外 音の選択]を[Type E]にすると、ビープ音と電子シャッター音が重なったときにビープ音が鳴らないことがあるため、必ず[Type E]以外に設定してください。

ピクセルシフト専用メニューの保存と切り換え

静止画撮影メニュー[撮影メニューの管理]は、静止画撮影メニューの機能を撮影メニュー「A」、「B」、「C」、「D」の4通り記憶でき、簡単に設定を切り換えることができる機能です。たとえば、「A」を通常の設定、「B」をピクセルシフト撮影専用の設定、「C」をフォーカスシフト撮影専用の設定、「D」をオートブラケティング専用の設定など、さまざまな撮影動作に合わせた最適な設定を保存することができます。

  • iメニューやカスタムボタンに[撮影メニュー切り換え]を割り当てると、より効率的に記憶させた設定内容の切り換えが行えます。
  • 次の設定は、ピクセルシフト撮影専用に設定した静止画撮影メニューの例です。お好みに応じて使いやすいようにカスタマイズしてください。

    項目 設定
    撮影メニューの管理 B
    記録フォルダー設定
      フォルダーグループ名変更 _PXS_
    フォルダー番号指定 200
    RAW記録 高効率m
    フォーカスモード シングルAF
    AFエリアモード ピンポイントAF
    ピクセルシフト撮影
      ピクセルシフト撮影モード する(連続)
    撮影コマ数 32
    ディレー 2秒
    待機時間 0秒
  • 撮影メニュー「A」~「D」に任意の名前を付けると設定の区別がしやすくなります。撮影メニューの名前は、撮影メニューを選んでマルチセレクターの2を押して[名前編集]を選ぶと設定できます。

NX Studio

[ピクセルシフト合成](0ピクセルシフト合成の設定項目について

項目 設定 内容
合成モード 1枚生成

撮影したすべてのコマを使って合成するため、最も高画質な合成画像が生成されます(0ピクセルシフト合成の設定項目について)。

倍率色収差 する ピクセルシフト撮影に適した高精度な倍率色収差補正を行います。

[ノイズリダクション](0ノイズリダクション

項目 設定 内容
ノイズリダクション ピクセルシフト合成 解像度優先

細部の細かい色やディテールを強調できます。ISO64~500程度までの低感度で撮影している場合におすすめです。

  • 他社製ソフトウェアをお使いの場合でも、ノイズリダクション機能を無効にすることによって同様の効果が得られます。ノイズは残りますが、細部の細かい色やディテールを強調することができます(32コマまたは8コマで撮影した場合は、通常のRAW画像と比べてノイズが少ないのでおすすめです)。

その他

撮影時間が長くなるほど外的要因の影響により、思ったような結果が得られないことがあります。その場合は、ISO 感度を上げて撮影時間を短くすると良い結果が得られやすくなります(0撮影時間について)。