モードダイヤルをqに合わせた後、コマンドダイヤルを回して設定します。

モードダイヤル

コマンドダイヤル

画像モニター

次のスペシャルエフェクトモードから設定できます。

% ナイトビジョン
S 極彩色
T ポップ
U フォトイラスト
' トイカメラ風
( ミニチュア効果
3 セレクトカラー
1 シルエット
2 ハイキー
3 ローキー

%(ナイトビジョン)

意図的に高感度で撮影して、モノトーン(白黒)で表現します。暗闇での撮影に適しています。

ご注意

  • オートフォーカスはライブビュー時のみ使えます。
  • オートフォーカスでピントが合いにくい場合は、フォーカスモードを[MF](マニュアルフォーカス)に設定してください(0 フォーカスモードを設定する)。
  • 内蔵フラッシュは発光しません。
  • AF補助光は照射されません。

S(極彩色)

画像全体の色を強調し、コントラストがはっきりした写真にします。

T(ポップ)

画像全体の色を鮮やかにし、明るい雰囲気にします。

U(フォトイラスト)

輪郭を強調し、色数を減らすことでイラスト風に表現します。

ライブビューにすると、U(フォトイラスト)の効果を設定できます(0 U(フォトイラスト)の効果の設定方法)。

ご注意

  • オートフォーカス中は効果が一時解除されます。
  • 動画撮影の場合は、コマ送りのような動画として記録されます。
  • 動画撮影中はオートフォーカスは作動しません。

'(トイカメラ風)

色の濃さと周辺減光量を調整し、トイカメラで撮影したように表現します。

ライブビューにすると、'(トイカメラ風)の効果を設定できます(0 '(トイカメラ風)の効果の設定方法)。

((ミニチュア効果)

ミニチュア(模型)を接写したように表現します。高いところから見下ろして撮影する場合に適しています。

ライブビューにすると、((ミニチュア効果)の効果を設定できます(0 ((ミニチュア効果)の効果の設定方法)。

ご注意

  • 内蔵フラッシュは発光しません。
  • AF補助光は照射されません。
  • オートフォーカス中は効果が一時解除されます。
  • 動画撮影の場合は、早送り動画として記録されます。
  • 動画撮影の場合は、音声は記録されません。
  • 動画撮影中はオートフォーカスは作動しません。

3(セレクトカラー)

選んだ色のみをカラーで残し、それ以外の色をモノトーン(白黒)で表現します。

ライブビューにすると、3(セレクトカラー)の効果を設定できます(0 3(セレクトカラー)の効果の設定方法)。

ご注意

内蔵フラッシュは発光しません。

1(シルエット)

背景が明るいシーンで、被写体を意図的にシルエットで表現します。

ご注意

内蔵フラッシュは発光しません。

2(ハイキー)

全体的に明るめの被写体の撮影に適しています。画像全体を意図的に明るいトーンで表現します。光に満ちた華やいだ雰囲気になります。

ご注意

内蔵フラッシュは発光しません。

3(ローキー)

全体的に暗めの被写体の撮影に適しています。画像全体を意図的に暗いトーンで表現します。深く落ち着き、ハイライト部分が引き立った雰囲気になります。

ご注意

内蔵フラッシュは発光しません。

三脚の使用について

暗いときや手ブレが気になるときは、三脚の使用をおすすめします。

スペシャルエフェクトモードについて

  • 撮影モード%STU'(または3の場合に画質モード[RAW]で撮影すると、画質モードFINEのJPEG画像が記録されます。
  • 撮影モードがUまたは(のときにレリーズモード(0 レリーズモードを選ぶ)を[s](連続撮影)に設定した場合、連続撮影速度が遅くなります。
  • 撮影モードがUまたは(のときは、ライブビューの表示の更新は遅くなります。

U(フォトイラスト)の効果の設定方法

スペシャルエフェクトモードでUを選んだ後、ライブビューで効果を設定します。

  1. ライブビュースイッチを回す

    画像モニターに被写体が表示されます。

    ライブビュースイッチ

  2. Jボタンを押す

    フォトイラストの設定画面が表示されます。

  3. 線の太さを設定する

    マルチセレクターの4を押すと細くなり、2を押すと太くなります。

  4. 決定する

    • Jボタンを押して決定すると、設定した効果で撮影できます。
    • ライブビューを終了する場合は、ライブビュースイッチを回します。

'(トイカメラ風)の効果の設定方法

スペシャルエフェクトモードで'を選んだ後、ライブビューで効果を設定します。

  1. ライブビュースイッチを回す

    画像モニターに被写体が表示されます。

    ライブビュースイッチ

  2. Jボタンを押す

    トイカメラ風の設定画面が表示されます。

  3. 色の濃さと周辺減光を設定する

    • マルチセレクターの1または3を押して、設定したい項目を選びます。
    • 色の濃さ]:2を押すと色が濃くなり、4を押すと薄くなります。
    • 周辺減光]:2を押すと減光効果が強くなり、4を押すと弱くなります。

  4. 決定する

    • Jボタンを押して決定すると、設定した効果で撮影できます。
    • ライブビューを終了する場合は、ライブビュースイッチを回します。

((ミニチュア効果)の効果の設定方法

スペシャルエフェクトモードで(を選んだ後、ライブビューで効果を設定します。

  1. ライブビュースイッチを回す

    画像モニターに被写体が表示されます。

    ライブビュースイッチ

  2. フォーカスポイントを被写体に重ねる

    • マルチセレクターで、ぼかさないではっきりと見せたい部分にフォーカスポイントを移動します。
    • シャッターボタンを半押しして、ピントが合う部分を確認します。
    • Xボタンを押すと、被写体が拡大表示され、ピントを細部まで確認できます。WQ)ボタンを押すと画像を縮小表示します。
    • 拡大表示中は効果が一時解除されます。

  3. Jボタンを押す

    ミニチュア効果の設定画面が表示されます。

  4. 効果をかける方向と幅を設定する

    • 4または2を押すと、効果をかける方向を縦と横から選べます。
    • 1または3を押すと、効果をかける幅を設定できます。

  5. 決定する

    • Jボタンを押して決定すると、設定した効果で撮影できます。
    • ライブビューを終了する場合は、ライブビュースイッチを回します。

ミニチュア効果での動画撮影について

動画の記録時間は撮影にかかる時間よりも短くなります。たとえば、撮影メニュー[動画の設定]の[画像サイズ/フレームレート]が1920 × 1080、30pの場合(画像サイズ/フレームレート、動画の画質)、約3分の動画ファイルを作成するためには、約45分の撮影時間が必要です。

3(セレクトカラー)の効果の設定方法

スペシャルエフェクトモードで3を選んだ後、ライブビューで効果を設定します。

  1. ライブビュースイッチを回す

    画像モニターに被写体が表示されます。

    ライブビュースイッチ

  2. Jボタンを押す

    セレクトカラーの設定画面が表示されます。

  3. 残したい色を抽出する

    • カメラを動かして画面中央の枠を残したい色の被写体に重ねます。
    • Xボタンを押すと、被写体が拡大表示され、残したい色を細部まで確認できます。WQ)ボタンを押すと画像を縮小表示します。
    • マルチセレクターの1を押すと、画面中央の枠に重ねた被写体の色が抽出され、色の枠に表示されます。
    • 抽出した色以外の色は、モノトーン(白黒)で表示されます。

  4. 抽出する色の感度を設定する

    1または3を押して、抽出する色の感度を[1]~[7]から設定します。数値が大きいほど抽出する色の色相が広くなり、小さいほど狭くなります。

    色の感度

  5. 抽出する色を追加する

    • コマンドダイヤルを回して別の色の枠を選び、手順3~4と同じ手順で色を抽出し、色の感度を設定します。
    • 最大3色まで設定できます。
    • 抽出した色を選んでOボタンを押すと、抽出した色をリセットします。
    • 抽出した全ての色を削除したい場合は、Oボタンを押し続けます。確認画面で[はい]を選んでJボタンを押すと、全ての色をリセットします。

  6. 決定する

    • Jボタンを押して決定すると、設定した効果で撮影できます。
    • ライブビューを終了する場合は、ライブビュースイッチを回します。

セレクトカラー設定時のご注意

  • 残したい色の彩度によっては、抽出しにくい場合があります。彩度の高い色の抽出をおすすめします。
  • 色の感度を高く設定しすぎると、選択した色に近い色相の色も抽出されます。