使用できるレンズ
このカメラで使用できる CPU レンズとレンズの仕様によるファインダー撮影時の制限は次の通りです。レンズのタイプについては、「CPUレンズ、Gタイプレンズ、Eタイプレンズ、Dタイプレンズの確認方法について」(0 CPUレンズ、Gタイプレンズ、Eタイプレンズ、Dタイプレンズの確認方法について)をご覧ください。
モード レンズ※1 |
フォーカスモード | 撮影 モード |
測光 モード |
||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
AF (オート フォーカス) |
フォーカス エイド |
MF (マニュアル フォーカス) |
M | M 以外 |
L |
M N |
|
Eタイプのレンズ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○※2 |
GタイプのAF-Sレンズ、AF-Pレンズ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○※2 |
GタイプのAFレンズ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○※2 |
Dタイプレンズ | × | ○ | ○ | ○※3 | × | × | × |
PC-E NIKKORシリーズ※4、5 | × | ○※6 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○※2 |
PCマイクロ85mm f/2.8D※7 | × | ○※6 | ○ | ○※3 | × | ○ | ○※2 |
Gタイプ、Dタイプ以外のAFレンズ(F3AF用を除く) | × | ○※8 | ○ | ○※3 | × | × | × |
AI-Pニッコール | × | ○※9 | ○ | ○※3 | × | × | × |
※1 AF-Sテレコンバーター装着時は、合成絞り値がF5.6以上明るい場合。
※2 フォーカスポイントの選択によりスポット測光エリアの移動が可能(0 スポット測光について)。
※3 露出インジケーターは使用不可。
※4 PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D EDを装着してレボルビング操作をすると、レンズのシフトノブがカメラボディーに接触する場合があります。
※5 アオリ操作をしているときは適正露出になりません。
※6 アオリ操作をしていない場合のみ可能。
※7 アオリ操作をしているとき、または開放絞り以外のときは適正露出になりません。
※8 AF80–200mm f/2.8S、AF35–70mm f/2.8S、AF28–85mm f/3.5–4.5S(New)、AF28–85mm f/3.5–4.5Sレンズを使用し、ズームの望遠側かつ至近距離で撮影した場合、ファインダースクリーンのマット面の像とフォーカスエイドのピント表示が合致しない場合があります。このような場合は、ファインダースクリーンのマット面を利用してピントを合わせて撮影してください。
※9 開放F値がF5.6以上明るいレンズのみ使用可能。
オートフォーカス可能なレンズについて
-
このカメラでオートフォーカスでピントを合わせるには、Eタイプ/GタイプのAF-S、またはAF-Pレンズが必要です。AF-S、AF-Pは、レンズ名の次の部分に明示されています。
- Eタイプ/GタイプのAF-S、またはAF-Pレンズ以外のオートフォーカス(AF)レンズを装着しても、このカメラではオートフォーカス撮影できません。
CPUレンズ、Gタイプレンズ、Eタイプレンズ、Dタイプレンズの確認方法について
CPUレンズにはCPU信号接点があります。Gタイプレンズには「G」マークが、Eタイプレンズには「E」マークが、Dタイプレンズには「D」マークが付いています。GタイプレンズとEタイプレンズには、絞りリングがありません。
使用できないCPUレンズ
IXニッコールレンズは装着できません。無理に装着しようとすると、カメラやレンズを破損しますのでご注意ください。
高感度で動画撮影を行う場合のご注意
オートフォーカスの作動中にノイズ(すじ)が発生することがあります。この場合は、マニュアルフォーカスまたはフォーカスロックを利用して撮影してください。
Dタイプレンズについてのご注意
- Dタイプレンズ装着時は、撮影モードMで撮影してください。M以外の撮影モードでは、シャッターがきれません。
- 絞り値の設定や確認はレンズの絞りリングで行ってください。
- カメラの露出計は使えません。
- 測光モードは設定できません。
- i-TTLモードでのフラッシュ撮影などの機能は使えません。
レンズの画角と焦点距離について
D3500ではさまざまなニコン一眼レフカメラ用レンズが使えます。ただし、これらのレンズをD3500に装着したときの画角は、レンズに表記されている焦点距離の1.5倍のレンズに相当する画角になります。これは35mm判カメラの撮影画面サイズ(36×24mm)に対して、D3500の撮影画面(23.5×15.6mm)が小さいためです。
例:D3500に24mmのレンズを装着した場合の画角は、35mm判カメラ換算でおおよそ36mmの焦点距離となります。
1 | レンズ |
---|---|
2 | 35mm判撮影画面サイズ(36×24mm) |
3 | D3500の撮影画面サイズ(23.5×15.6mm) |
4 | 画面対角線 |
5 | 35mm判の画角 |
6 | D3500の画角 |
赤目軽減モードについてのご注意
レンズの種類によっては、赤目軽減ランプの光がさえぎられ、フラッシュ撮影時に充分な赤目軽減効果が得られない場合があります。
AF補助光撮影(0 AF補助光について)に制限のあるレンズについてのご注意
使用できるAFレンズの焦点距離は18~200mm、AF補助光が届く距離範囲の目安は約0.5mから3mです。AF補助光使用時は、レンズフードを取り外してください。
AF補助光を使ってオートフォーカス撮影ができないレンズ
- AF-S NIKKOR 14–24mm f/2.8G ED
- AF-S NIKKOR 28–300mm f/3.5–5.6G ED VR
- AF-S DX NIKKOR 55–300mm f/4.5–5.6G ED VR
- AF-S VR Zoom-Nikkor 70–200mm f/2.8G IF-ED
- AF-S NIKKOR 70–200mm f/2.8G ED VR II
- AF-S Zoom-Nikkor 80–200mm f/2.8D IF-ED
- AF-S NIKKOR 80–400mm f/4.5–5.6G ED VR
- AF-S NIKKOR 180–400mm f/4E TC1.4 FL ED VR
- AF-S VR Nikkor 200mm f/2G IF-ED
- AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II
- AF-S VR Zoom-Nikkor 200–400mm f/4G IF-ED
- AF-S NIKKOR 200–400mm f/4G ED VR II
- AF-S NIKKOR 200–500mm f/5.6E ED VR
次のレンズでは、撮影距離1m以内でAF補助光がレンズによってさえぎられる場合があります。この場合、AF補助光を使ったオートフォーカス撮影はできません。
- AF-S DX NIKKOR 10–24mm f/3.5–4.5G ED
- AF-S NIKKOR 16–35mm f/4G ED VR
- AF-S Zoom-Nikkor 17–35mm f/2.8D IF-ED
- AF-S DX Zoom-Nikkor 17–55mm f/2.8G IF-ED
- AF-S DX NIKKOR 18–105mm f/3.5–5.6G ED VR
- AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18–200mm f/3.5–5.6G IF-ED
- AF-S DX NIKKOR 18–200mm f/3.5–5.6G ED VR II
- AF-S DX NIKKOR 18–300mm f/3.5–5.6G ED VR
- AF-S DX NIKKOR 18–300mm f/3.5–6.3G ED VR
- AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED
- AF-S NIKKOR 24–70mm f/2.8G ED
- AF-S NIKKOR 24–70mm f/2.8E ED VR
- AF-S VR Zoom-Nikkor 24–120mm f/3.5–5.6G IF-ED
- AF-S NIKKOR 24–120mm f/4G ED VR
- AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED
- AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G
- AF-S Zoom-Nikkor 28–70mm f/2.8D IF-ED
- AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G
- AF-S NIKKOR 70–200mm f/4G ED VR
- AF-S NIKKOR 70–200mm f/4G ED
- AF-P DX NIKKOR 70–300mm f/4.5–6.3G ED VR
- AF-P DX NIKKOR 70–300mm f/4.5–6.3G ED
- AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G
- AF-S NIKKOR 85mm f/1.8G
- AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
内蔵フラッシュ撮影についてのご注意
- 内蔵フラッシュで調光できる最短撮影距離は約0.6mです。
- マクロ付きズームレンズはマクロ領域では使用できません。
- ケラレ※を防止するため、レンズフードは取り外して使用してください。
※ ケラレとは、内蔵フラッシュの光がレンズの先端でさえぎられて影になり、写真に写り込む現象です。
内蔵フラッシュ撮影に制限のあるレンズについて
内蔵フラッシュ撮影には焦点距離が18mmから300mmまでのレンズが使えますが、次のCPUレンズではケラレが発生する可能性があるため、下記の焦点距離や撮影距離で使用してください。
レンズ | ケラレなく撮影できる焦点距離と撮影距離 |
---|---|
AF-S DX NIKKOR 10–24mm f/3.5–4.5G ED | 焦点距離24mmでは撮影距離1.5m以上 |
AF-S DX Zoom-Nikkor 12–24mm f/4G IF-ED | 焦点距離24mmでは撮影距離1m以上 |
AF-S NIKKOR 16–35mm f/4G ED VR | 焦点距離35mmでは撮影距離1m以上 |
AF-S DX NIKKOR 16–80mm f/2.8–4E ED VR |
|
AF-S DX NIKKOR 16–85mm f/3.5–5.6G ED VR | 焦点距離24mm以上は制約なし |
AF-S Zoom-Nikkor 17–35mm f/2.8D IF-ED |
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AF-S DX Zoom-Nikkor 17–55mm f/2.8G IF-ED |
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AF-S NIKKOR 18–35mm f/3.5–4.5G ED |
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AF Zoom-Nikkor 18–35mm f/3.5–4.5D IF-ED |
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AF-P DX NIKKOR 18–55mm f/3.5–5.6G VR、AF-P DX NIKKOR 18–55mm f/3.5–5.6G |
|
AF-S DX Zoom-Nikkor 18–70mm f/3.5–4.5G IF-ED |
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AF-S DX NIKKOR 18–105mm f/3.5–5.6G ED VR |
|
AF-S DX Zoom-Nikkor 18–135mm f/3.5–5.6G IF-ED |
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AF-S DX NIKKOR 18–140mm f/3.5–5.6G ED VR |
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AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18–200mm f/3.5–5.6G IF-ED、AF-S DX NIKKOR 18–200mm f/3.5–5.6G ED VR II |
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AF-S DX NIKKOR 18–300mm f/3.5–5.6G ED VR |
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AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED | 撮影距離1.5m以上 |
AF Zoom-Nikkor 20–35mm f/2.8D IF |
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AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED | 撮影距離1m以上 |
AF-S NIKKOR 24–70mm f/2.8G ED |
|
AF-S NIKKOR 24–70mm f/2.8E ED VR |
|
AF-S VR Zoom-Nikkor 24–120mm f/3.5–5.6G IF-ED |
|
AF-S NIKKOR 24–120mm f/4G ED VR |
|
AF-S NIKKOR 28mm f/1.4E ED | 撮影距離1m以上 |
AF-S Zoom-Nikkor 28–70mm f/2.8D IF-ED |
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AF-S NIKKOR 28–300mm f/3.5–5.6G ED VR |
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AF-S NIKKOR 180–400mm f/4E TC1.4 FL ED VR |
内蔵テレコンバーター非使用時:
内蔵テレコンバーター使用時:
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AF-S VR Zoom-Nikkor 200–400mm f/4G IF-ED、AF-S NIKKOR 200–400mm f/4G ED VR II |
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PC-E NIKKOR 24mm f/3.5D ED | アオリ操作をしていない状態で撮影距離3m以上 |
AF-S NIKKOR 14–24mm f/2.8G ED使用時は、全ての撮影距離でケラレが発生します。
使用できる非CPUレンズ※1
モード レンズ |
フォーカスモード | 撮影モード | |||
---|---|---|---|---|---|
AF (オート フォーカス) |
フォーカス エイド |
MF (マニュアル フォーカス) |
M | M以外 | |
AI-S、AI、シリーズEレンズ、AI改造レンズ | × | ○※2 | ○ | ○※3 | × |
メディカル120mm f/4 | × | ○ | ○ | ○※4 | × |
レフレックスレンズ | × | × | ○ | ○※3 | × |
PCニッコール | × | ○※5 | ○ | ○※3 | × |
AI-S、AIテレコンバーター | × | ○※6 | ○ | ○※3 | × |
ベローズアタッチメントPB-6※7 | × | ○※2 | ○ | ○※3 | × |
オート接写リング(PK-11A、12、13、PN-11) | × | ○※2 | ○ | ○※3 | × |
※1 一部装着不可能なレンズがあります(0 使用できない非CPUレンズ)。
※2 開放F値がF5.6以上明るいレンズのみ使用可能。
※3 露出インジケーターは使用不可。
※4 フラッシュ同調シャッタースピードより1段以上低速のシャッタースピードで使用可。露出インジケーターは使用不可。
※5 アオリ操作をしていない場合のみ可能。
※6 合成絞り値がF5.6以上明るい場合に使用可能。
※7 縦位置にして装着してください(装着後、横位置に戻すことは可能です)。
非CPUレンズについてのご注意
- 非CPUレンズ装着時は、撮影モードMで撮影してください。M以外の撮影モードでは、シャッターがきれません。
- 絞り値の設定や確認はレンズの絞りリングで行ってください。
- カメラの露出計は使えません。
- 測光モードは設定できません。
- i-TTLモードでのフラッシュ撮影などの機能は使えません。
使用できない非CPUレンズ
次の非CPUレンズは使用できません。無理に装着しようとすると、カメラやレンズを破損しますのでご注意ください。
- AFテレコンバーターTC-16AS
- AI改造をしていないレンズ(AI方式以前の連動爪を使用するタイプ)
- フォーカシングユニットAU-1を必要とするレンズ(400mm f/4.5、600mm f/5.6、800mm f/8、1200mm f/11)
- フィッシュアイ(6mm f/5.6、7.5mm f/5.6、8mm f/8、OP10mm f/5.6)
- 2.1cm f/4
- K2リング
- ED180–600mm f/8(製品No.174041~174180)
- ED360–1200mm f/11(製品No.174031~174127)
- 200–600mm f/9.5(製品No.280001~300490)
- F3AF用(AF80mm f/2.8、AF ED200mm f/3.5、テレコンバーターTC-16S)
- PC28mm f/4(製品No.180900以前の製品)
- PC35mm f/2.8(製品No.851001~906200)
- 旧PC35mm f/3.5
- 旧レフレックス1000mm f/6.3
- レフレックス1000mm f/11(製品No.142361~143000)
- レフレックス2000mm f/11(製品No.200111~200310)