高周波フリッカー低減
Gボタン U C静止画撮影メニュー
[する(高分解能シャッター設定)]に設定すると、撮影モードSまたはMでシャッタースピードを1/8000~1/30に設定している場合にシャッタースピードを通常より細かいステップ幅で調整でき、フリッカー現象の影響が少ないシャッタースピードを撮影画面で確認しながら設定できます。
光源が高周波LED照明の場合や、被写体に高周波LEDディスプレイが含まれる場合に縞状の明暗が画像に記録されることがあります(フリッカー現象)。ステップ幅を細かくすることで、フリッカー現象の影響が少ないシャッタースピードを探しながら設定できます。
- 被写体に対して適切なシャッタースピードに設定してから高周波フリッカー低減機能をオンにして、撮影画面を見ながらちらつきやLEDの縞が最も低減されるシャッタースピードに設定してください。撮影画面を拡大表示すると、フリッカー低減効果が確認しやすくなります。
高周波フリッカー低減機能をオンにすると、シャッタースピードは分母の値のみが少数点を含む形式で表示されます。
- シャッタースピードは詳細な値が表示されます。たとえば1/500のときは、詳細な値である1/512の「512.0」がシャッタースピードとして表示されます。
- 高周波フリッカー低減機能をオフにすると、通常のシャッタースピード表示のうち最も近い値に切り替わります。
- 撮影画面の表示と、撮影画像ではフリッカー現象の表れ方が異なることがあります。試し撮りをして、ちらつきやLEDの縞が最も低減されるシャッタースピードに設定することをおすすめします。
- カスタムメニューb7[絞り値変化時の露出維持]で[シャッタースピード]を選んで露出を維持する設定にしていても、高周波フリッカー低減機能をオンにしている間は露出の維持を行いません。
[撮影機能の呼び出し]に高周波フリッカー低減の設定を登録する
高周波フリッカー低減機能をオンにしてカスタムメニューf2[カスタムボタンの機能(撮影)]>[撮影機能の呼び出し]または[撮影機能の呼び出し(ホールド)]の[現在の設定を登録]を選ぶと、細かいステップ幅で設定したシャッタースピードが登録されます。たとえば高周波LEDディスプレイ付近で撮影する場合にLEDの縞が最も低減される設定を登録しておくと、構図にLEDが含まれた場合のみ割り当てたボタンを押して最適な設定を素早く呼び出せます。