使用するレンズの種類によって、ピントを手動(マニュアル)で合わせるときの設定が異なります。各レンズでのマニュアルフォーカスの設定は次の通りです。

AFレンズを使用している場合
カメラのフォーカスモードセレクターをMにしてください。レンズにフォーカスモード切り換えスイッチがある場合は、レンズ側のフォーカスモードもMにしてください。

フォーカスモードセレクター

AF-Sレンズを使用している場合は、レンズのフォーカスモード切り換えスイッチをMにしてください。カメラのフォーカスモードセレクターを切り換える必要はありません。

マニュアルフォーカスレンズを使用する場合
マニュアルフォーカスレンズを使用すると、常にマニュアルフォーカスで撮影できます。

ピントは、レンズのフォーカスリングを回して、メインの被写体がはっきり見えるように合わせます。

AF-Sレンズ以外のAFレンズでマニュアルフォーカスをする場合のご注意

必ずカメラのフォーカスモードセレクターをMにしてください。フォーカスモードセレクターがAFのままマニュアルフォーカスをすると、カメラやレンズの故障の原因になります。

ファインダー撮影時のフォーカスエイドによるピント合わせ

マニュアルフォーカスで撮影するときは、ファインダー内のピント表示(I)でピントが合っているかどうかを確認できます。ピントが合っているかどうかの基準となるフォーカスポイントは51カ所から選べます。

ピントが合うとピント表示(I)が表示されます。

オートフォーカスの苦手な被写体では、ピントが合っていなくてもピント表示(I)が点灯することがありますので、ファインダースクリーンの像でピントが合っていることを確認してください。

別売の AF-S/AF-I テレコンバーターを装着した場合のフォーカスエイドが可能なフォーカスポイントについては、「AF-S/AF-Iテレコンバーターについて」をご覧ください。

AF-Pレンズ使用時のマニュアルフォーカスについて

AF-Pレンズを使ってマニュアルフォーカスでピントを合わせるときに、ファインダー内のピント表示が点滅した場合、それ以上同じ方向にフォーカスリングを回しても、ピントは合いません(ライブビュー撮影時には、画像モニターのフォーカスポイントが点滅します)。

距離基準マークについて

距離基準マークEは撮影距離の基準となるマークで、カメラ内の撮像面の位置を示します。マニュアルフォーカスや接写などでカメラから被写体までの距離を実測する場合、このマークが基準となります。レンズ取り付け面(レンズマウント)から撮像面までの寸法(フランジバック)は46.5mmです。

46.5mm

距離基準マークE

マニュアルフォーカスでのピント合わせ(ライブビュー時)

ライブビュー時は、XT)ボタンを押して被写体を拡大表示し、ピントが合っているかを確認できます(0ライブビュー撮影時の拡大表示)。

XT)ボタン