カメラに電波制御のマスターフラッシュとして装着したSB-5000と、WR-R10からの電波によって電波制御に対応したリモートフラッシュを制御します(電波制御アドバンストワイヤレスライティング)。

WR-R10とリモートフラッシュを接続する

電波制御するには、カメラに装着したWR-R10とリモートフラッシュを無線接続する必要があります。

ワイヤレスリモートコントローラーWR-R10について

電波制御アドバンストワイヤレスライティングを行うためには、別売のワイヤレスリモートコントローラーWR-R10のファームウェアを最新版にバージョンアップしてお使いください。ファームウェアのバージョンアップ方法については、当社のホームページでご確認ください。

  1. C:WR-R10をカメラに装着する

    装着方法については、WR-R10の使用説明書をご覧ください。

  2. C:WR-R10のチャンネルを設定する

    WR-R10のチャンネル切り換えスイッチを任意のチャンネルに設定します。

  3. C:WR-R10のリンクモードを設定する

    カメラのセットアップメニュー[リモコン(WR)設定]の[リンクモード]で次のどちらかを設定します。

  4. f:リモートフラッシュとWR-R10を接続する

    • スピードライトを電波制御リモートモードにします。
    • リモートフラッシュのチャンネルは必ず手順2で設定したWR-R10のチャンネルと同じものを設定してください。
    • リモートフラッシュのリンクモードは手順3で設定したWR-R10のリンクモードと同じものを設定してください。

      • ペアリング]を選んだ場合、リモートフラッシュでペアリングを開始すると同時にWR-R10のペアリングボタンを押します。ペアリングが完了すると、WR-R10とリモートフラッシュのLINKライトが緑とオレンジの点滅を行います。接続が完了すると、リモートフラッシュのLINKライトが緑色に点灯します。
      • PINコード]を選んだ場合、カメラで入力したものと同じPINコードをリモートフラッシュで入力します。PINコードの入力が完了すると、自動で接続を開始します。接続が完了すると、リモートフラッシュのLINKライトが緑色に点灯します。
  5. f:使用する全てのリモートフラッシュで手順4を繰り返す

一度接続したスピードライトと再度接続する場合

チャンネルやリンクモードの設定を変更していない場合、手順2~5を行わずにスピードライトをリモートモードにするだけでWR-R10と接続できます。接続が完了すると、スピードライトのLINKライトが緑色に点灯します。

スピードライトを設定して撮影する

リモートフラッシュの設定は、スピードライト本体で行う必要があります。それぞれの詳しい設定方法については、スピードライトの使用説明書をご覧ください。

  1. C:カメラに装着したSB-5000でマスターフラッシュの発光モードと調光補正量(または発光量)を設定する

  2. C:カメラに装着したSB-5000でリモートフラッシュの発光モードと調光補正量(または発光量)を設定する

    リモートフラッシュA~Fグループそれぞれの発光モードと補正量(または発光量)を設定します。

  3. f:リモートフラッシュのグループの設定をする

    • A~Fのグループを設定できます。
    • リモートフラッシュの各グループに設定できる台数に制限はありませんが、制御できるのは全グループ合計で18台までです。
  4. C/f:構図を決め、カメラとリモートフラッシュを配置する

    • リモートフラッシュの配置などについては、スピードライトの使用説明書をご覧ください。
    • テスト発光を行って、使用する全てのスピードライトが正常に発光するか確認してください。
  5. C/f:使用する全てのスピードライトのレディーライトが点灯していることを確認してから撮影する

    全てのスピードライトがフラッシュ撮影可能な状態になると、ファインダー内表示やフラッシュインフォ画面にレディーライトが点灯します。

    フラッシュインフォ画面でiボタンを押すと、個別のリモートフラッシュの状態を確認できます。

増灯撮影時の調光補正と表示について

  • 増灯撮影時に、MY)ボタンとサブコマンドダイヤルで調光補正を行うと、マスターフラッシュとリモートフラッシュのそれぞれの[補正量]に加算されます。
  • マスターフラッシュとリモートフラッシュのいずれかを[TTL]または[qA]にして補正値を0以外に設定すると、表示パネルとファインダー内表示にYが点灯します。