撮影時の周辺の明るさに応じて、光に対する感度(ISO感度)を変更できます。一般的に、ISO感度を高くするほど、より高速のシャッタースピードで撮影できます(同じ被写体を同じ絞り値で撮影する場合)。ISO感度はISO 100~51200の間で1/3段ステップで設定できます。また、ISO 100から約0.3段~約1段の範囲での減感と、ISO 51200から約0.3段~約5段の範囲での増感ができます。

設定できるISO感度は、撮影モードによって異なります。

撮影モード 設定できるISO感度
PSAM Lo 0.3~Lo 1、100~51200、Hi 0.3~Hi 5
%(ナイトビジョン) オート
その他の撮影モード オート、Lo 0.3~Lo 1、100~51200、Hi 0.3~Hi 5

オート]ではカメラが自動的にISO感度を決めます。

ISO感度の設定方法

SQ)ボタンを押しながら、メインコマンドダイヤルを回す

SQ)ボタン

メインコマンドダイヤル

変更した設定を確認します。

表示パネル

ファインダー内表示

ライブビューについて

ライブビュー時は、画像モニターでISO感度を確認できます。

ISO感度]について

ISO感度は、静止画撮影メニューの[ISO感度設定]でも設定できます。

ISO感度を高く設定した場合

ISO感度を高くするほど暗い場所での撮影や動いている被写体の撮影などに効果的です。ただし、撮影した画像に多少ノイズ(ざらつき、むら、すじ)が発生する場合があります。

高感度(Hi 0.3~Hi 5)に設定した場合

ISO感度を[Hi 0.3]に設定すると、ISO 51200に対して約0.3段分増感し(ISO 64000相当)、[Hi 5]では約5段分の増感になります(ISO 1640000相当)。これらのISO感度に設定したときは、ノイズ(ざらつき、むら、すじ)が発生しやすくなります。

低感度(Lo 0.3~Lo 1)に設定した場合

ISO感度を[Lo 0.3]に設定すると、ISO 100に対して約0.3段分減感します(ISO 80相当)。[Lo 1]では約1段分の減感になります(ISO 50相当)。明るい場所で絞りを開きたい場合などに使用してください。これらのISO感度で撮影した画像は、やや硬調な仕上がりになりますので、通常の撮影では[100]以上をお使いください。

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