1コマ撮影や連続撮影、静音撮影など、レリーズモードを変更する

レリーズモードダイヤルロックボタンを押しながら、レリーズモードダイヤルを回すと、シャッターをきる(レリーズする)ときの動作を設定できます。

  • レリーズモードのアイコンをレリーズモードダイヤル指標に合わせてください。

モード

内容

S

1コマ撮影

シャッターボタンを全押しするたびに1コマずつ撮影します。

Cl

低速連続撮影

シャッターボタンを全押ししている間、最大約 3コマ/秒(初期設定)で連続撮影します。

  • 連続撮影速度はカスタムメニューd1[低速連続撮影速度]で設定します。1コマ/秒~6コマ/秒の間で設定できます。ただし、ライブビュー撮影時は、4コマ/秒以上に設定していても最大約3コマ/秒で撮影されます。

Ch

高速連続撮影

シャッターボタンを全押ししている間、最大約7コマ/秒で連続撮影します。動きのある被写体などに使用すると便利です。

  • ライブビュー撮影時に静止画撮影メニュー[サイレント撮影(静止画Lv)]が[する]の場合、静止画撮影メニュー[RAW記録]の[記録ビットモード]を[14ビット記録]にすると最大約8コマ/秒、[12ビット記録]にすると最大約12コマ/秒で連続撮影します。

Q

静音撮影

シャッターボタンを全押ししている間はミラーダウンしません。ミラーダウンのタイミングを遅らせることができ、ミラーダウンする音も1コマ撮影と比べて静かなため、1コマ撮影時より静かに撮影したい場合に適しています。

  • 静音撮影時には、セットアップメニュー[電子音]の[電子音設定]の設定にかかわらず、電子音も鳴りません。

Qc

静音連続撮影

シャッターボタンを全押ししている間、最大約3コマ/秒で連続静音撮影します。

E

セルフタイマー撮影

セルフタイマー撮影ができます( セルフタイマーを使って撮影する(E)。

Mup

ミラーアップ撮影

カメラ本体のミラーアップを行い、撮影時にミラーアップの振動によるブレを防ぐことができます( ミラーアップして撮影する(Mup)。超望遠撮影時や接写撮影時に効果的です。

連続撮影についてのご注意
  • SDカードの性能や撮影条件によっては、数十秒から1分間程度SDカードアクセスランプが点灯します。SDカードアクセスランプの点灯中にカメラからSDカードを取り出さないでください。データが消失するだけでなく、カメラとSDカードに不具合が生じるおそれがあります。

  • SDカードアクセスランプ点灯中に電源をOFFにすると、撮影された全ての画像がSDカードに記録されてから電源が切れます。

  • 連続撮影時にバッテリーの残量がなくなった場合は、撮影は行わず、撮影済みの画像データがSDカードに記録されて終了します。

連続撮影可能コマ数について
  • シャッターボタンを半押しすると、連続撮影可能コマ数が記録可能コマ数表示部に表示されます。

  • ただし、「t00」と表示されたとき、連続撮影速度が低下します。

  • 表示される連続撮影可能コマ数は、おおよその目安です。カメラの設定や撮影条件によって増減することがあります。

  • 電源をONにした直後は、連続撮影可能コマ数が一時的に少なく表示されることがあります。

  • ライブビュー時は、画像モニターで連続撮影可能コマ数を確認できます。

連続撮影速度について

連続撮影速度は、AFモードがAF-C、撮影モードがSまたはM、1/250秒以上の高速シャッタースピード、その他が初期設定のときの値です。次の場合などは連続撮影速度が遅くなることがあります。

  • シャッタースピードが低速の場合

  • 静止画撮影メニュー[ISO感度設定]の[感度自動制御]を[する]にして、感度が自動制御されているとき

  • ISO感度を高感度(Hi 0.3~Hi 2)に設定している場合

  • 静止画撮影メニュー[フリッカー低減]の[フリッカー低減機能]が[有効]のときに、フリッカーが検出されている場合

  • レンズの絞りを著しく絞り込んだ場合

  • VRレンズ使用時にVR(手ブレ補正)機能をONにした場合

  • バッテリーの残量が少ないとき

  • 一部のレンズを使用したとき

  • 非CPUレンズ装着時およびカスタムメニューf5[コマンドダイヤルの設定]の[絞り値の設定方法]を[絞りリング]に設定した場合

セルフタイマーを使って撮影する(E

  1. レリーズモードダイヤルをE(セルフタイマー撮影)に合わせる

    レリーズモードダイヤルロックボタンを押しながら、Eに合わせます。

  2. 構図を決め、ピントを合わせる

    AFモードがAF-Sでピントが合っていないときなど、カメラのシャッターがきれない状態ではセルフタイマーは作動しません。

  3. セルフタイマー撮影を開始する

    • シャッターボタンを全押しすると、セルフタイマーランプが約8秒間点滅後、約2秒間点灯して合計で約10秒後にシャッターがきれます。

    • レリーズモードダイヤルを他のモードに切り換えると、セルフタイマーは解除されます。

    • セルフタイマーの作動時間、撮影コマ数、撮影間隔はカスタムメニューc3[セルフタイマー]で設定できます。

ミラーアップして撮影する(
Mup

ミラーアップ撮影すると、撮影時にミラーアップの振動によるブレを防ぐことができます。

  • レリーズモードダイヤルロックボタンを押しながら、レリーズモードダイヤルを

    Mup
    (ミラーアップ撮影)に合わせます。

  • シャッターボタンを半押ししてピントと露出を合わせた後、全押しするとミラーアップします。ミラーアップ時は表示パネルに「Z」が表示されます。

  • もう一度シャッターボタンを全押しすると撮影できます。

ミラーアップ中のご注意
  • ファインダーで構図を確認できません。

  • オートフォーカスと測光は使えません。

ミラーアップ撮影について
  • 三脚の利用をおすすめします。

  • ブレを防ぐため、シャッターボタンは静かに押してください。

  • 撮影が終了すると、ミラーダウンします。

  • ミラーアップ開始後約30秒経過すると、自動的にシャッターがきれます。

  • ライブビュー撮影時は、シャッターボタンを一度全押しするだけで撮影できます。