シャッターをきるときの動作を設定する(レリーズモード)
1コマ撮影や連続撮影、静音撮影など、レリーズモードを変更する
レリーズモードダイヤルロックボタンを押しながら、レリーズモードダイヤルを回すと、シャッターをきる(レリーズする)ときの動作を設定できます。
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レリーズモードのアイコンをレリーズモードダイヤル指標に合わせてください。
モード |
内容 |
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S |
1コマ撮影 |
シャッターボタンを全押しするたびに1コマずつ撮影します。 |
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低速連続撮影 |
シャッターボタンを全押ししている間、最大約 3コマ/秒(初期設定)で連続撮影します。
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高速連続撮影 |
シャッターボタンを全押ししている間、最大約7コマ/秒で連続撮影します。動きのある被写体などに使用すると便利です。
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Q |
静音撮影 |
シャッターボタンを全押ししている間はミラーダウンしません。ミラーダウンのタイミングを遅らせることができ、ミラーダウンする音も1コマ撮影と比べて静かなため、1コマ撮影時より静かに撮影したい場合に適しています。
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静音連続撮影 |
シャッターボタンを全押ししている間、最大約3コマ/秒で連続静音撮影します。 |
E |
セルフタイマー撮影 |
セルフタイマー撮影ができます( セルフタイマーを使って撮影する(E) )。 |
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ミラーアップ撮影 |
カメラ本体のミラーアップを行い、撮影時にミラーアップの振動によるブレを防ぐことができます( ミラーアップして撮影する(Mup))。超望遠撮影時や接写撮影時に効果的です。 |
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SDカードの性能や撮影条件によっては、数十秒から1分間程度SDカードアクセスランプが点灯します。SDカードアクセスランプの点灯中にカメラからSDカードを取り出さないでください。データが消失するだけでなく、カメラとSDカードに不具合が生じるおそれがあります。
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SDカードアクセスランプ点灯中に電源をOFFにすると、撮影された全ての画像がSDカードに記録されてから電源が切れます。
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連続撮影時にバッテリーの残量がなくなった場合は、撮影は行わず、撮影済みの画像データがSDカードに記録されて終了します。
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シャッターボタンを半押しすると、連続撮影可能コマ数が記録可能コマ数表示部に表示されます。
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ただし、「t00」と表示されたとき、連続撮影速度が低下します。
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表示される連続撮影可能コマ数は、おおよその目安です。カメラの設定や撮影条件によって増減することがあります。
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電源をONにした直後は、連続撮影可能コマ数が一時的に少なく表示されることがあります。
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ライブビュー時は、画像モニターで連続撮影可能コマ数を確認できます。
連続撮影速度は、AFモードがAF-C、撮影モードがSまたはM、1/250秒以上の高速シャッタースピード、その他が初期設定のときの値です。次の場合などは連続撮影速度が遅くなることがあります。
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シャッタースピードが低速の場合
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静止画撮影メニュー[
]の[ ]を[ ]にして、感度が自動制御されているとき -
ISO感度を高感度(Hi 0.3~Hi 2)に設定している場合
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静止画撮影メニュー[
]の[ ]が[ ]のときに、フリッカーが検出されている場合 -
レンズの絞りを著しく絞り込んだ場合
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VRレンズ使用時にVR(手ブレ補正)機能をONにした場合
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バッテリーの残量が少ないとき
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一部のレンズを使用したとき
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非CPUレンズ装着時およびカスタムメニューf5[
]の[ ]を[ ]に設定した場合
セルフタイマーを使って撮影する(E)
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レリーズモードダイヤルをE(セルフタイマー撮影)に合わせる
レリーズモードダイヤルロックボタンを押しながら、Eに合わせます。
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構図を決め、ピントを合わせる
AFモードがAF-Sでピントが合っていないときなど、カメラのシャッターがきれない状態ではセルフタイマーは作動しません。
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セルフタイマー撮影を開始する
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シャッターボタンを全押しすると、セルフタイマーランプが約8秒間点滅後、約2秒間点灯して合計で約10秒後にシャッターがきれます。
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レリーズモードダイヤルを他のモードに切り換えると、セルフタイマーは解除されます。
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セルフタイマーの作動時間、撮影コマ数、撮影間隔はカスタムメニューc3[
]で設定できます。
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ミラーアップして撮影する(
Mup)
ミラーアップ撮影すると、撮影時にミラーアップの振動によるブレを防ぐことができます。
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レリーズモードダイヤルロックボタンを押しながら、レリーズモードダイヤルを
Mup(ミラーアップ撮影)に合わせます。 -
シャッターボタンを半押ししてピントと露出を合わせた後、全押しするとミラーアップします。ミラーアップ時は表示パネルに「Z」が表示されます。
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もう一度シャッターボタンを全押しすると撮影できます。
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ファインダーで構図を確認できません。
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オートフォーカスと測光は使えません。
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三脚の利用をおすすめします。
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ブレを防ぐため、シャッターボタンは静かに押してください。
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撮影が終了すると、ミラーダウンします。
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ミラーアップ開始後約30秒経過すると、自動的にシャッターがきれます。
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ライブビュー撮影時は、シャッターボタンを一度全押しするだけで撮影できます。