位置情報
カメラに内蔵された位置情報機能を使用すると、画像データに撮影時の緯度、経度、標高、UTC(協定世界時)を記録できます。位置情報を取得して撮影した画像には、再生時の画像情報に位置情報のページ(0位置情報)が追加されます。
位置情報機能 使用時のカメラの設定について
セットアップメニューの[
項目 | 内容 |
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[位置情報記録] | [ON]に設定すると、位置情報の取得を開始します。 |
[半押しタイマー] | [位置情報記録]を[ON]に設定している場合に[ON]を選ぶと、カメラを操作していないとき、カスタムメニューc3[パワーオフ時間]>[半押しタイマー]で設定された時間で半押しタイマーがオフになります。カメラのバッテリーの消耗を少なくすることができます。 |
[衛星による日時合わせ] | [ON]に設定すると、内蔵の位置情報機能で取得した日時の情報でカメラの内蔵時計を合わせます。 |
[ログ取得] | 移動情報のログを記録します。
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[ログリスト] | ログを取得した日付の一覧が表示されます。
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[情報表示] | 内蔵の位置情報機能で取得した緯度、経度、標高、UTC(協定世界時)を表示します。UTC(Coordinated Universal Time=協定世界時)は、内蔵の位置情報機能が取得した世界標準時で、カメラで設定されている時刻とは別に記録されます。 |
内蔵の位置情報機能使用時の表示について
カメラと測位衛星の通信状態は、撮影画面の衛星受信状態マークoで確認できます。
- o(点灯):衛星から測位した緯度、経度、標高の情報が画像に記録されます。
- o(点滅):カメラが取得している情報が確定していないため、位置情報は記録されません。oが点灯するまでお待ちください。
- カメラの電源をOFFにしても、位置情報機能は無効になりません。位置情報機能を無効にするには、セットアップメニュー[位置情報(内蔵)]>[位置情報記録]を[OFF]に設定してください。
- 動画の場合は、動画撮影開始時に取得した情報を記録します。
- 初めて測位したときや、測位できない状態が長時間経過したとき、バッテリーの交換をしたときなど、位置情報を取得するまで時間がかかることがあります。
- 測位衛星の位置は常に変化しています。お使いになる場所や時間などによっては、測位に時間がかかったり、測位できないこともあります。
次のような電波を遮断、反射してしまう場所では、測位できなかったり、測位した位置が実際にいた場所と異なることがあります。
- 建物の中や地下
- 高層ビルの間
- 高架の下
- トンネルの中
- 高圧電線などの近く
- 密集した樹木の間
- 入れ物の中(金属製のカバンなど)
- 携帯電話など、近くに同じ周波数帯の電波を発生するものや、磁気を発生するものがある場合は、測位できないことがあります。
- 測位衛星からの電波の誤差が大きい場合、最大で数百メートルの誤差を生じることがあります。
- 画像ファイルに記録されている位置情報は、取得した位置情報の精度および測地系の違いなどによって、実際の撮影地点と異なる場合があります。
- 日時が設定されていない場合やメモリーカードがカメラに入っていない場合は、ログ取得はできません。
- 操作中のバッテリー切れを防ぐため、充分に残量のあるバッテリーをお使いください。
ログ取得時間内でも、次の場合にログ取得が終了します。
- バッテリー残量がなくなったとき
- バッテリーを取り外したとき
- セットアップメニュー[位置情報(内蔵)]>[位置情報記録]を[OFF]にしたとき
- 位置情報の測位ができずに、ログの取得が途絶えている間は、ログは記録されません。
- ログ取得中は、[位置情報(内蔵)]画面に残り時間が表示されます。
- カメラの電源をOFFにしたり、半押しタイマーがオフになっても、ログを取得し続けます。電池残量に注意してください。
- ログはメモリーカードの「NIKON」フォルダー内にある「GNSS」フォルダーに保存され、Nyymmddx.logという名前が付けられます。yy にはログを取得した年の西暦下2桁が入り、mmには月が、ddには日が、xには0~9、A~Zの識別番号が入り、拡張子は「.log」になります(たとえば、2021年10月15日に最初に取得したログのファイル名は「N2110150.log」になります)。
- NMEAフォーマットに準拠しています。ただし、全てのソフトウェアやカメラでの表示を保証するものではありません。