高周波フリッカー低減機能に周波数設定モードが追加
静止画モードの
- 周波数を設定すると、撮影時に選べるシャッタースピードの値が設定した周波数の周期の整数倍に固定されます。フリッカー低減の効果を維持したまま、シャッタースピードの変更が可能です。
- LED照明や高周波LEDディスプレイは製品によって周波数が異なるため、製品に合わせた周波数を複数登録しておけば、状況に応じて切り換えて撮影を行えます。
- 周波数は[PRE1](7680Hz)~[PRE4](1920Hz)の4通りが用意されています。周波数の調整も可能です。
- 周波数を設定した場合、シャッタースピードは1/(周波数)秒よりも低速にしてください。
周波数の切り換え方法
周波数はあらかじめ4通り登録されています。カスタムメニューf2[カスタムボタンの機能(撮影)]で任意のボタンに[高周波フリッカー低減]を割り当てると、撮影画面を見ながら周波数を切り換えられます。
カスタムメニューf2[カスタムボタンの機能(撮影)]で任意のボタンに[高周波フリッカー低減]を割り当てる
[高周波フリッカー低減]を割り当てたカスタムボタンを長押しする
周波数設定モードになります。
周波数を切り換える
- サブコマンドダイヤルを回すと[PRE1]、[PRE2]、[PRE3]、[PRE4]、[OFF]を切り換えられます。
[PRE1]~[PRE4]には次の周波数があらかじめ設定されています。光源の照明や高周波LEDディスプレイに合わせて、フリッカー現象が低減される周波数を選んでください。
- [PRE1]:7680Hz
- [PRE2]:3840Hz
- [PRE3]:2880Hz
- [PRE4]:1920Hz
- [PRE1]~[PRE4]のどれを選んでもフリッカー現象が低減されない場合は、周波数を調整してください(0周波数を調整する)。
- [OFF]に設定すると、ファームウェアバージョンC:4.xxと同じ動作になります。
- 周波数設定モードでシャッターボタンを押しても撮影はできません。
Jボタンを押して周波数設定モードを終了する
周波数設定モードを終了すると、撮影画面に戻って撮影が可能になります。
周波数の値を調整する
[PRE1]~[PRE4]の周波数の値は調整可能です。
[高周波フリッカー低減]を割り当てたカスタムボタンを長押しして周波数設定モードにする
[PRE1]~[PRE4]の中から周波数を調整したい項目に切り換える
DISPボタンを押す
周波数を入力する
- 42を押して桁を選び、13を押して数値を決定します。
- 周波数の値は30~9999Hzの間で調整可能です。
DISPボタンまたはJボタンを押す
- DISPボタンを押すと、周波数を決定して周波数設定モードに戻ります。
- Jボタンを押すと、周波数を決定して周波数設定モードを終了して撮影画面に戻ります。
静止画撮影メニューで設定する
周波数は静止画撮影メニュー[高周波フリッカー低減]でも設定できます。
静止画撮影メニュー[高周波フリッカー低減]選んでマルチセレクターの2を押す
[する(高分解能シャッター設定)]を選んでマルチセレクターの2を押す
現在選ばれている周波数の設定が表示されています。
[PRE1]~[PRE4]または[設定しない]から周波数を選ぶ
Jボタンを押すと、周波数を決定してメニューに戻ります。
静止画撮影メニュー[高周波フリッカー低減]で周波数を調整する
静止画撮影メニュー[高周波フリッカー低減]>[する(高分解能シャッター設定)]で[PRE1]~[PRE4]を選んでマルチセレクターの2を押すと、周波数を調整できます。
- 42を押して桁を選び、13を押して数値を決定します。
- 周波数の値は30~9999Hzの間で調整可能です。
- Jボタンを押すと、周波数を決定してメニューに戻ります。
静止画撮影メニュー[高周波フリッカー低減]>[する(高分解能シャッター設定)]で[PRE1]~[PRE4]の全ての値をリセットできます。
- O(Q)ボタンを押し、[はい]を選んでJボタンを押すと周波数をリセットして初期設定に戻します。