撮像範囲/画質モード/画像サイズ

撮像範囲を変更する

静止画撮影メニュー[撮像範囲設定]で、撮像範囲を切り換えられます。設定できる撮像範囲は次の通りです。

項目内容
aDX(24×16)23.5×15.7mmの撮像範囲で画像を記録します(DXフォーマット)。35mm判換算で、レンズに表記されている焦点距離の約1.5倍の焦点距離を持つレンズに相当する画角になります。
m1:1(16×16)アスペクト比(縦横比)が1:1の画像を記録します。
Z16:9(24×14)アスペクト比(縦横比)が16:9の画像を記録します。
1DX(24×16)
21:1(16×16)
316:9(24×14)

画質モードを変更する

静止画撮影メニュー[画質モード]で画像を記録する際の画質モードを選びます。

項目内容
RAW+FINERAW画像とJPEG画像またはRAW画像とHEIF画像を同時に記録します。
  • 静止画撮影メニュー[階調モード]を[SDR]に設定すると、RAWとJPEGを同時記録します。静止画撮影メニュー[階調モード]を[HLG]に設定すると、RAWとHEIFを同時記録します。
  • JPEG画像またはHEIF画像の画質は高い順に「FINE」、「NORMAL」、「BASIC」です。
  • RAWとJPEGまたはRAWとHEIFを同時記録した場合、カメラではJPEGまたはHEIFのみ再生されます。
  • RAWと同時記録されたJPEGまたはHEIFをカメラ上で削除すると、RAWも削除されます。
RAW+NORMAL
RAW+BASIC
RAWRAW画像を記録します。
FINEJPEG画像またはHEIF画像を記録します。画質は高い順に[FINE]、[NORMAL]、[BASIC]です。
  • 静止画撮影メニュー[階調モード]を[SDR]に設定すると、JPEGを記録します。静止画撮影メニュー[階調モード]を[HLG]に設定すると、HEIFを記録します。
NORMAL
BASIC

RAW画像について

  • ファイルの拡張子はNEFになります。
  • RAW画像からJPEG画像などの汎用性の高い画像ファイルフォーマットに変換することをRAW現像と呼びます。RAW現像の際に、露出補正やホワイトバランス、ピクチャーコントロールなどの設定を調整できます。
  • RAW現像では、RAW画像そのものは加工されないため、いろいろな設定で繰り返しRAW現像を行っても、RAW画像そのものの品質は維持されます。
  • RAW現像は、再生時のiメニュー[画像編集]>[RAW現像(表示画像)]または[RAW現像(複数画像)]で行うか、パソコンでニコンのソフトウェアNX Studioを使用すると行えます。NX Studioはニコンダウンロードセンターから無料でダウンロードできます。

画像サイズを変更する

画像サイズ

静止画撮影メニュー[画像サイズ]で、記録する画像の画像サイズを選びます。RAW以外の画像サイズを[サイズL]、[サイズM]、[サイズS]のいずれかに設定できます。

  • RAW画像の画像サイズは[サイズL]に固定されます。

画像のピクセル数は、撮像範囲(撮像範囲を変更する)との組み合わせで変わります。

撮像範囲画像サイズプリント時の大きさ(出力解像度300dpiの場合)
DX(24×16)L(5568×3712ピクセル)約47.1×31.4 cm
M(4176×2784ピクセル)約35.4×23.6 cm
S(2784×1856ピクセル)約23.6×15.7 cm
1:1(16×16)L(3712×3712ピクセル)約31.4×31.4 cm
M(2784×2784ピクセル)約23.6×23.6 cm
S(1856×1856ピクセル)約15.7×15.7 cm
16:9(24×14)L(5568×3128ピクセル)約47.1×26.5 cm
M(4176×2344ピクセル)約35.4×19.8 cm
S(2784×1560ピクセル)約23.6×13.2 cm

プリント時の大きさについて

画像をプリントするときの大きさは、ピクセル数÷出力解像度(dpi)×2.54 cmで求められます。