[ON]に設定すると、蛍光灯や水銀灯などの光源下で発生する、照明の明滅による明るさのちらつき(フリッカー現象)の影響を低減できます。
- フリッカー現象が発生している場合、撮影した画像の一部に露出ムラが生じたり、連続撮影時に露出や色味にばらつきが生じることがあります。
- フリッカー低減の効果が充分に得られない場合は、一度カメラの電源をOFFにし、被写体または光源に向けた状態で再度電源をONにしてください。
- [ON]に設定した場合、シャッターをきるときにフリッカーが検出されていると、撮影画面のFLICKERアイコンに緑色のIが表示されます。
- 連続撮影時は次のような動作になります。
- 高速連続撮影(拡張)時:設定したコマ速を優先した制御となります。1コマ目のレリーズ時に撮影画面が一瞬暗くなり、2コマ目以降は暗くなりません。
- 高速連続撮影および低速連続撮影時:フリッカー低減効果を優先した制御となります。レリーズするたびに撮影画面が一瞬暗くなり、撮影速度が遅くなることや撮影間隔が一定ではなくなることがあります。
[静止画フリッカー低減]について
- フリッカー低減機能を使うと、シャッターのきれるタイミングが少し遅れます。
- 電源周波数が50Hzの場合は100Hzの点滅周期を、また電源周波数が60Hzの場合は120Hzの点滅周期を検出します。連続撮影中に光源の点滅周期が変化した場合、フリッカーの影響は低減できません。
- 背景が暗い場合や輝度が高い光源が含まれる場合など光源や撮影条件によっては、フリッカーが検出できなかったり、フリッカー低減の効果が得られないことがあります。
- イルミネーションなどの特殊な光源下では、フリッカー低減機能の効果が得られないことがあります。
- 撮影画面で確認できるフリッカー低減と、実際に撮影される静止画像のフリッカー低減の効果は異なります。
高速連続撮影(拡張)時のご注意
長時間連続撮影した場合、フリッカー低減効果が得られないことがあります。
[静止画フリッカー低減]の制限について
次の場合など、[静止画フリッカー低減]が無効になります。
- HDR合成撮影時
- 「ハイスピードフレームキャプチャー +」撮影時
- サイレントモード時