マウントアダプターFTZ使用説明書
このカメラとマウントアダプターFTZをマウントアダプターキットでご購入の場合は、こちらをマウントアダプターの使用説明書としてお使いください。
- 国または地域によっては、マウントアダプターキットを販売していない場合があります。
- このマウントアダプターをニコンZマウントのミラーレスカメラに装着すると、ニコンFマウント用のNIKKORレンズを取り付けることができます。
- このマウントアダプターは、ニコンFマウントのデジタル一眼レフカメラおよびニコン1マウントのレンズ交換式デジタルカメラ(Nikon 1)に装着することはできません。
- このマウントアダプターに1ニッコールレンズを取り付けることはできません。
- お使いのレンズによっては、オートフォーカスなどカメラの機能に制限が生じる場合があります。
ヒント:使用できるFマウントレンズについて
マウントアダプターFTZに装着してZマウント用カメラで使用できるFマウントレンズの詳しい情報については、「使用できるFマウントレンズについて」をご覧ください。「使用できるFマウントレンズについて」はニコンダウンロードセンターからダウンロードできます。
https://downloadcenter.nikonimglib.com/ja/products/491/FTZ.html
マウントアダプターの使い方
各部の名称
レンズ側
1 | ニコンFマウント面 |
---|---|
2 | レンズ信号接点 |
3 | レンズ取り付け指標 |
4 | レンズ取り外しレバー |
5 | 三脚用ネジ穴 |
カメラボディー側
6 | カメラ取り付け指標 |
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7 | ニコンZマウント面 |
8 | CPU信号接点 |
取り付け方・取り外し方
マウントアダプターをカメラに取り付けたり取り外すとき、レンズをマウントアダプターに取り付けたり取り外すときは、ほこりなどがそれぞれの内部に入らないように注意してください。
- 取り付け・取り外しは、必ずカメラの電源をOFFにし、直射日光を避けて行ってください。
- レンズを取り付けるときは、マウントアダプターのレンズ取り外しレバーやカメラのレンズ取り外しボタンを押さないようにご注意ください。
取り付け方
-
マウントアダプターからボディーキャップと裏ぶたを、カメラからボディーキャップを取り外す
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マウントアダプターをカメラに取り付ける
マウントアダプターのカメラ取り付け指標とカメラのレンズ着脱指標を合わせ(q)、反時計回りにカチッと音がするまでマウントアダプターを回します(w)。
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レンズの裏ぶたを取り外す
-
マウントアダプターにレンズを取り付ける
マウントアダプターのレンズ取り付け指標とレンズのレンズ着脱指標を合わせ(e)、反時計回りにカチッと音がするまでレンズを回します(r)。
取り外し方
-
マウントアダプターからレンズを取り外す
マウントアダプターのレンズ取り外しレバーを押しながら(q)、時計回りにレンズを回して取り外します(w)。
取り外したレンズには、レンズキャップと裏ぶたを取り付けてください。
-
マウントアダプターをカメラから取り外す
カメラのレンズ取り外しボタンを押しながら(e)、時計回りにマウントアダプターを回して取り外します(r)。
取り外したマウントアダプターには、ボディーキャップと裏ぶたを取り付けてください。また、カメラにボディーキャップを取り付けてください。
絞りリングのあるCPUレンズについてのご注意
絞りリングのあるCPUレンズをマウントアダプターに取り付ける場合は、最小絞り(最大F値)にしてから取り付けてください。
DXフォーマット用レンズ装着時のご注意
Z 6にDXフォーマット用レンズを装着した場合、動画撮影メニュー[画像サイズ/ フレームレート]で1920×1080 120p、1920×1080 100p または1920×1080スローを選ぶと、次のように設定を変更して撮影します。
- 1920×1080 120p → 1920×1080 60p
- 1920×1080 100p → 1920×1080 50p
- 1920×1080 30p 4倍スロー → 1920×1080 30p
- 1920×1080 25p 4倍スロー → 1920×1080 25p
- 1920×1080 24p 5倍スロー → 1920×1080 24p
使用できないレンズおよびアクセサリー
このマウントアダプターに次のレンズおよびアクセサリーは使用できません。無理に装着しようとすると、マウントアダプターやレンズが破損する恐れがありますのでご注意ください。次のレンズ以外でも、個体の状態によっては装着できないことがあります。装着時にきつく感じる場合などは、無理に装着しないでください。
- AI改造をしていないレンズ(AI方式以前の連動爪を使用するタイプ)
- IXニッコール
- AFテレコンバーターTC-16AS
- フォーカシングユニットAU-1を必要とするレンズ(400mm f/4.5、600mm f/5.6、800mm f/8、1200mm f/11)
- フィッシュアイ(6mm f/5.6、7.5mm f/5.6、8mm f/8、OP10mm f/5.6)
- 2.1cm f/4
- K2リング
- ED 180–600mm f/8(製品No.174041~174180)
- ED 360–1200mm f/11(製品 No.174031~174127)
- 200–600mm f/9.5(製品 No.280001~300490)
- F3AF用(AF 80mm f/2.8、AF ED 200mm f/3.5、テレコンバーターTC-16S)
- PC 28mm f/4(製品 No.180900以前の製品)
- PC 35mm f/2.8(製品 No.851001~906200)
- 旧PC 35mm f/3.5
- 旧レフレックス1000mm f/6.3
- NIKKOR-H Auto 2.8cm f/3.5(28mm f/3.5)(No.361999以前の製品)
- NIKKOR-S Auto 3.5cm f/2.8(35mm f/2.8)(No.927999以前の製品)
- NIKKOR-S Auto 5cm f/2(50mm f/2)
- NIKKOR-Q Auto 13.5cm f/3.5(135mm f/3.5)(No.752999以前の製品)
- Micro-NIKKOR 5.5cm f/3.5
- Medical-NIKKOR Auto 200mm f/5.6
- Auto NIKKOR Telephoto-Zoom 85–250mm f/4–4.5
- Auto NIKKOR Telephoto-Zoom 200–600mm f/9.5–10.5
撮影時のご注意
- このマウントアダプターとFマウント用NIKKORレンズを使ってオートフォーカスで撮影するときは、ピントが甘くなることがあります。ピントを合わせにくいときは、カメラのAFエリアモードをシングルポイントAFに設定し、中央のフォーカスポイントでピント合わせを行うか、マニュアルフォーカスでピント合わせを行って撮影してください。
- お使いのレンズによっては、カメラの手ブレ補正機能が有効のときに、画像周辺部に減光やケラレが生じたり、手ブレ補正の効果が充分に得られない場合があります。
取り扱い上のご注意
- 質量が1300gを超えるレンズをカメラに装着した状態で、カメラだけを持ったり、カメラのストラップを使ったりしないでください。カメラのマウント部分が破損するおそれがありますので、必ずレンズを持ってください。
- マウントアダプターには三脚用ネジ穴がありますが、三脚座のある望遠レンズをお使いの場合は、レンズの三脚座に三脚を取り付けてください。
- CPU信号接点、レンズ信号接点は汚さないようにご注意ください。
- マウントアダプターを水にぬらすと、部品がサビつくなどして故障の原因になりますのでご注意ください。
- ストーブの前など、高温になるところに置かないでください。極端に温度が高くなると、外観の一部に使用している強化プラスチックが変形することがあります。
マウントアダプターのお手入れ
- マウントアダプターの内部に触らないでください。ゴミやほこりがついた場合は、ブロアーで吹き払うか、柔らかい刷毛で払うようにし、内部をこすらないでください。
- マウントアダプターのお手入れの際は、ブロアーでゴミやほこりを軽く吹き払ってから、乾いた柔らかい布で軽く拭いてください。
- シンナーやベンジンなどの有機溶剤は絶対に使用しないでください。
- マウントアダプターを長期間使用しないときは、カビやサビを防ぐために、高温多湿のところを避けて風通しのよい場所に保管してください。また、直射日光のあたるところ、防虫剤のあるところも避けてください。
アクセサリー
付属アクセサリー
- ボディーキャップBF-1B
- 裏ぶたLF-N1
仕様
型式 | マウントアダプター |
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対応カメラ | ニコンZマウントのミラーレスカメラ |
寸法 | 約70 mm(最大径、突起部除く)×80 mm |
質量 | 約140 g |
製品の外観・仕様・性能は予告なく変更することがありますので、ご了承ください。