ファームウェア(C: 1.30)による変更点について
カスタムメニューf2[カスタムボタンの機能(撮影)]/ g2[カスタムボタンの機能]に[フォーカス位置の登録]/[フォーカス位置の呼び出し]の追加
カスタムメニューf2[カスタムボタンの機能(撮影)]とg2[カスタムボタンの機能]で割り当てられる機能に[フォーカス位置の登録]と[フォーカス位置の呼び出し]が追加されました。[レンズのFnボタン]に[フォーカス位置の登録]を、[レンズのFn2ボタン]に[フォーカス位置の呼び出し]をそれぞれ割り当てると、あらかじめレンズにピント位置(フォーカス位置)を登録して、素早く呼び出すことができる、メモリーリコール機能が使用できます。決まったピント位置で頻繁に撮影する場合に便利です。
- メモリーリコール機能は、FnボタンとFn2ボタンのある、オートフォーカス可能なZマウントレンズの装着時にのみ使用できます。Fn2ボタンのないレンズの場合、レンズのFnボタンに[フォーカス位置の登録]を割り当てていてもピント位置を登録できません。
- ピント位置の登録と呼び出しは、静止画モードと動画モードのどちらでも可能です。
- ピント位置の登録は、フォーカスモードの設定にかかわらず可能です。
- カメラからレンズを取り外したり、レンズを交換した場合は登録したピント位置がリセットされます。
メモリーリコール機能の使い方
- カスタムメニューf2[カスタムボタンの機能(撮影)]またはg2[カスタムボタンの機能]にある[レンズのFnボタン]で[フォーカス位置の登録]を選ぶ
- カスタムメニューf2[カスタムボタンの機能(撮影)]またはg2[カスタムボタンの機能]にある[レンズのFn2ボタン]で[フォーカス位置の呼び出し]を選ぶ
- 撮影画面で被写体にピントを合わせ、レンズのFnボタンを長押しする
ピント位置が正しく登録されると、撮影画面に5アイコンが表示されます。 - レンズのFn2ボタンを押す
- 登録したピント位置にセットされます。
- レンズのFn2ボタンを押している間は、フォーカスモードがMFに変更され、シャッターボタンを半押ししてもピント位置は移動しません。
メモリーリコール機能についてのご注意
- インフォ画面の表示中は、ピント位置を登録することはできません。
- 環境温度の変化によっては、登録時と呼び出し時のピント位置が変わることがあります。
- ピント位置を登録した後にズーム操作で焦点距離を変えると、呼び出し時にピント位置が変わりやすくなります。この場合、セットアップメニュー[電子音]>[電子音設定]が[無効]以外に設定されていると、ピント位置を呼び出したときに電子音が短く4回鳴ります。
電子音について
- セットアップメニュー[電子音]>[電子音設定]が[無効]以外の場合に、静止画モードでピント位置の登録や呼び出しを行うと、電子音が短く2回鳴ります。
- サイレント撮影時や動画モード時、および[電子音]>[電子音設定]が[無効]の場合は、電子音は鳴りません。