使用できるレンズ
CPUレンズ(IXニッコールを除く)をおすすめします。とくにGタイプ、Eタイプ、Dタイプレンズは、カメラの機能を最大限に引き出すことができます。
使用できるレンズ(PDF; 83.2 KB)
CPUレンズ、Gタイプレンズ、Eタイプレンズ、Dタイプレンズの見分け方
CPUレンズにはCPU信号接点があります。Gタイプレンズには「G」マークが、Eタイプレンズには「E」マークが、Dタイプレンズには「D」マークが付いています。G タイプレンズとEタイプレンズには、絞りリングがありません。
レンズの開放F値とは
レンズの明るさを示す数値で、そのレンズで最も絞りを開いたときの絞り値を意味します。レンズ名称の最後のほうに「f/2.8」「f/3.5–5.6」などと記されています。
非CPUレンズを使用する場合は
- 非CPUレンズを使用する場合は、セットアップメニューの[レンズ情報手動設定]でレンズの焦点距離と開放絞り値を設定することによって、絞り値表示、RGBマルチパターン測光などの機能が使用できるようになります。レンズの焦点距離と開放絞り値を設定しない場合、測光モードをマルチパターン測光に設定しても、自動的に中央部重点測光になります。
- 絞り値はレンズの絞りリングでのみ設定できます。[レンズ情報手動設定]でレンズの開放絞り値を設定しない場合、表示パネルとファインダー内表示の絞り値表示が開放からの絞り込み段数表示となりますので、絞り値は、レンズの絞りリングで確認してください。
使用できないレンズ
次の非CPUレンズは使用できません。無理に装着しようとすると、カメラやレンズを破損しますのでご注意ください。
- AFテレコンバーターTC-16AS
- AI改造をしていないレンズ(AI方式以前の連動爪を使用するタイプ)
- フォーカシングユニットAU-1を必要とするレンズ(400mm f/4.5、600mm f/5.6、800mm f/8、1200mm f/11)
- フィッシュアイ(6mm f/5.6、7.5mm f/5.6、8mm f/8、OP10mm f/5.6)
- 2.1cm f/4
- K2リング
- ED180–600mm f/8(製品No.174041~174180)
- ED360–1200mm f/11(製品 No.174031~174127)
- 200–600mm f/9.5(製品 No.280001~300490)
- F3AF用(AF80mm f/2.8、AF ED200mm f/3.5、テレコンバーターTC-16S)
- PC28mm f/4(製品 No.180900以前の製品)
- PC35mm f/2.8(製品 No.851001~906200)
- 旧PC35mm f/3.5
- 旧レフレックス1000mm f/6.3
- レフレックス1000mm f/11(製品 No.142361~143000)
- レフレックス2000mm f/11(製品 No.200111~200310)
VRレンズ装着時のご注意
次のレンズは、高感度や長時間露出で撮影する場合に装着するとVR制御システムの特性により画像にむらが出ることがあるため、このような条件でお使いになることはおすすめしません。
- AF-S VR Zoom-Nikkor 24–120mm f/3.5–5.6G IF-ED
- AF-S VR Zoom-Nikkor 70–200mm f/2.8G IF-ED
- AF-S VR Zoom-Nikkor 70–300mm f/4.5–5.6G IF-ED
- AF-S VR Nikkor 200mm f/2G IF-ED
- AF-S VR Nikkor 300mm f/2.8G IF-ED
- AF-S NIKKOR 16–35mm f/4G ED VR
- AF-S NIKKOR 24–120mm f/4G ED VR
- AF-S NIKKOR 28–300mm f/3.5–5.6G ED VR
- AF-S NIKKOR 400mm f/2.8G ED VR
- AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR
- AF-S DX VR Zoom-Nikkor 18–200mm f/3.5–5.6G IF-ED
- AF-S DX NIKKOR 16–85mm f/3.5–5.6G ED VR
- AF-S DX NIKKOR 18–200mm f/3.5–5.6G ED VR II
- AF-S DX Micro NIKKOR 85mm f/3.5G ED VR
- AF-S DX NIKKOR 55–300mm f/4.5–5.6G ED VR
その他のレンズをお使いの場合、画像への影響を避けるためにVRはOFFにしてください。
レンズの画角と焦点距離について
このカメラでは、さまざまな当社製35mm判カメラ用レンズが使用できます。35mm判カメラのレンズを装着すると、35mm判カメラと同じ画角(フィルム面に写し込む範囲)で撮影できます。
使用しているレンズと異なる画角で撮影することもできます。たとえば、35mm判カメラのレンズの使用時に、静止画撮影メニュー[撮像範囲]を[DX(24×16)]や[1.2×(30×20)]に設定して画角を狭くしたり、[5:4(30×24)]や[1:1(24×24)]に設定してアスペクト比(縦横比)の異なる画像を撮影することもできます。[撮像範囲]による撮影画面サイズと画角は次の通りです。
1 | レンズ |
---|---|
2 | [FX(36×24)](35mm判カメラに準じた撮影画面サイズ相当35.9×23.9 mm) |
3 | [1.2×(30×20)]時の撮影画面サイズ(29.9×19.9 mm) |
4 | [DX(24×16)]時の撮影画面サイズ(23.5×15.7 mm) |
5 | 画面対角線 |
6 | [FX(36×24)](35mm判カメラ)時の画角 |
7 | [1.2×(30×20)]時の画角 |
8 | [DX(24×16)]時の画角 |
9 | [5:4(30×24)]時の撮影画面サイズ(29.9×23.9 mm) |
10 | [1:1(24×24)]時の撮影画面サイズ(23.9×23.9 mm) |
11 | [5:4(30×24)]時の画角 |
12 | [1:1(24×24)]時の画角 |
35mm判カメラの撮影画面サイズは、対角線の長さで[DX(24×16)]のときの約1.5倍、[1.2×(30×20)]のときの約1.2倍、[5:4(30×24)]のときの約1.1倍、[1:1(24×24)]のときの約1.3倍です。したがって、このカメラに35mm判カメラのレンズを装着したときのレンズに表記されている焦点距離は、[DX(24×16)]のときが約1.5倍、[1.2×(30×20)]のときが約1.2倍、[5:4(30×24)]のときが約1.1倍、[1:1(24×24)]のときが約1.3倍に相当します。たとえば、焦点距離50 mmのレンズを装着したときは、[DX(24×16)]では約75 mm、[1.2×(30×20)]では約60 mm、[5:4(30×24)]では約55 mm、[1:1(24×24)]では約65 mmの焦点距離に相当する画角になります。