動画フリッカー低減

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蛍光灯や水銀灯などの光源下で撮影画面や記録する動画に生じるちらつきや横縞(フリッカー現象)を低減する機能です。

周波数

撮影場所の地域に合わせて電源周波数を[オート]、[50 Hz]、[60 Hz]から選べます。

  • オート]にしていても、フリッカー低減効果が得られない場合は、お使いの地域の電源周波数に応じて[50 Hz]または[60 Hz]に変更し、試し撮りをすることをおすすめします。東日本など電源周波数が50 Hzの地域では[50 Hz]を選び、西日本など電源周波数が60 Hzの地域では[60 Hz]を選んでください。
  • 周波数]の設定は、静止画モードの撮影画面の表示およびデジタルフリッカー低減にも反映されます。

[動画フリッカー低減]についてのご注意

  • 被写体が非常に明るい場合、フリッカー低減効果が得られない場合があります。絞りを絞り込んで(より大きい数値にして)ください。
  • フリッカー低減効果が得られない場合は、撮影モードをSまたはMに設定し、シャッタースピードを次の値にすることで、フリッカー現象を低減できます。
    • 電源周波数が50Hzの場合:1/100秒、1/50秒、1/25秒
    • 電源周波数が60Hzの場合:1/125秒、1/60秒、1/30秒

デジタルフリッカー低減

ON]に設定すると、撮影モードがSまたはMの場合に照明の明滅によるちらつきを低減するように画像処理を行います。屋内照明下でのスポーツ撮影など、1/100秒または1/125秒よりも速いシャッタースピードで撮影したい場合に適しています。[デジタルフリッカー低減]は、次の条件を全て満たす場合のみ有効になり、撮影画面にFが表示されます。

  • 撮影モードをSまたはMに設定している
  • 動画撮影メニュー[動画記録ファイル形式]で[N-RAW 12-bit(NEV)]、[R3D NE 12-bit(R3D)]または[ProRes RAW HQ 12-bit(MOV)]以外に設定している
  • 画像サイズとフレームレートを次のいずれかの組み合わせに設定している
    • 画像サイズが3840×2160で、フレームレートが29.97p、25p、23.976pのいずれか(ただし、動画撮影メニュー[ハイレゾズーム]を[ON]に設定している場合は無効)
    • 画像サイズが1920×1080で、フレームレートが59.94p(ただし、動画撮影メニュー[撮像範囲]>[撮像範囲設定]を[DX]に設定している場合、または動画撮影メニュー[ハイレゾズーム]を[ON]に設定している場合は無効)
    • 画像サイズが1920×1080で、フレームレートが50p(ただし、動画撮影メニュー[ハイレゾズーム]を[ON]に設定している場合は無効)
    • 画像サイズが1920×1080で、フレームレートが29.97p、25p、23.976pのいずれか
  • 動画撮影メニュー[美肌効果]を[しない]に設定している
  • カスタムメニューg12[シャッタースピード延長(S/Mモード)]を[OFF]に設定している

[デジタルフリッカー低減]についてのご注意

  • 設定しているフレームレートごとに、シャッタースピードの下限が次のように制限されます。
    • 59.94pの場合:電源周波数が50Hzの場合は1/160秒、電源周波数が60Hzの場合は1/125秒
    • 50pの場合:1/100秒
    • 29.97pの場合:1/60秒
    • 25p/23.976pの場合:1/50秒
  • 照明の明滅が大きい場合、フリッカー低減効果が得られにくい場合があります。撮影画面を見ながらフリッカー効果が最も低減されるシャッタースピードに設定してください。シャッタースピードを遅めに設定すると、効果が現れることがあります。
  • カメラや被写体の動きによっては残像が発生する場合があります。
  • 無効時には撮影画面にGが表示されます。