撮像範囲/画質モード/画像サイズ

撮像範囲に関する設定を変更する

静止画撮影メニュー[撮像範囲]で、撮像範囲に関する設定を変更できます。

撮像範囲設定

撮像範囲を切り換えられます。設定できる撮像範囲は次の通りです。

項目内容
cFX(36×24)35mm判カメラに準じた画角のFXフォーマットで画像を記録します。
aDX(24×16)DXフォーマットで画像を記録します。レンズに表記されている焦点距離の約1.5倍のレンズに相当する画角になります。
  • DXレンズを装着すると、撮像範囲が[DX(24×16)]に固定されます。
m1:1(24×24)アスペクト比(縦横比)が1:1の画像を記録します。
Z16:9(36×20)アスペクト比(縦横比)が16:9の画像を記録します。
1FX(36×24)
2DX(24×16)
31:1(24×24)
416:9(36×20)

DXクロップ警告表示

ON]に設定すると、撮像範囲がDX(24×16)に設定されている場合に撮影画面の撮像範囲アイコンが点滅します。

画質モードを変更する

静止画撮影メニュー[画質モード]で画像を記録する際の画質モードを選びます。

項目内容
RAW+FINEmRAW画像とJPEG画像またはRAW画像とHEIF画像を同時に記録します。
  • 静止画撮影メニュー[階調モード]を[SDR]に設定すると、RAWとJPEGを同時記録します。静止画撮影メニュー[階調モード]を[HLG]に設定すると、RAWとHEIFを同時記録します。
  • JPEG画像またはHEIF画像の画質は高い順に「FINEm」、「FINE」、「NORMALm」、「NORMAL」、「BASICm」、「BASIC」です。
  • メモリーカードを1枚使用してRAWとJPEGまたはRAWとHEIFを同時記録した場合、カメラではJPEGまたはHEIFのみ再生されます。
  • メモリーカードを1枚使用している場合や、メモリーカードを2枚使用していても静止画撮影メニュー[副スロットの機能]が[順次記録]または[バックアップ記録]の場合、RAWと同時記録されたJPEGまたはHEIFをカメラ上で削除すると、RAWも削除されます。
RAW+FINE
RAW+NORMALm
RAW+NORMAL
RAW+BASICm
RAW+BASIC
RAWRAW画像を記録します。
FINEmJPEG画像またはHEIF画像を記録します。画質は高い順に[FINEm]、[FINE]、[NORMALm]、[NORMAL]、[BASICm]、[BASIC]です。
  • 静止画撮影メニュー[階調モード]を[SDR]に設定すると、JPEGを記録します。静止画撮影メニュー[階調モード]を[HLG]に設定すると、HEIFを記録します。
FINE
NORMALm
NORMAL
BASICm
BASIC

RAW画像について

  • ファイルの拡張子はNEFになります。
  • RAW画像からJPEG画像などの汎用性の高い画像ファイルフォーマットに変換することをRAW現像と呼びます。RAW現像の際に、露出補正やホワイトバランス、ピクチャーコントロールなどの設定を調整できます。
  • RAW現像では、RAW画像そのものは加工されないため、いろいろな設定で繰り返しRAW現像を行っても、RAW画像そのものの品質は維持されます。
  • RAW現像は、再生時のiメニュー[画像編集]>[RAW現像(表示画像)]または[RAW現像(複数画像)]で行うか、パソコンでニコンのソフトウェアNX Studioを使用すると行えます。NX Studioはニコンダウンロードセンターから無料でダウンロードできます。

RAW画像とJPEG画像またはRAW画像とHEIF画像の同時記録について

静止画撮影メニュー[副スロットの機能]を[RAW+JPEG分割記録]または[RAW+HEIF分割記録]に設定してメモリーカードを2枚使用している場合、RAW画像が主スロットに、JPEG画像またはHEIF画像が副スロットに記録されます(副スロットの機能)。

画像サイズを変更する

静止画撮影メニュー[画像サイズ設定]で記録する画像の画像サイズを設定できます。

画像サイズ

記録する画像の画像サイズを選びます。RAW以外の画像サイズを[サイズL]、[サイズM]、[サイズS]のいずれかに設定できます。

  • RAW画像の画像サイズは[サイズL]に固定されます。

画像のピクセル数は、撮像範囲(撮像範囲に関する設定を変更する)との組み合わせで変わります。

撮像範囲画像サイズプリント時の大きさ(出力解像度300dpiの場合)
FX(36×24)L(6048×4032ピクセル)約51.2×34.1 cm
M(4528×3024ピクセル)約38.3×25.6 cm
S(3024×2016ピクセル)約25.6×17.1 cm
DX(24×16)L(3984×2656ピクセル)約33.7×22.5 cm
M(2976×1992ピクセル)約25.2×16.9 cm
S(1984×1328ピクセル)約16.8×11.2 cm
1:1(24×24)L(4032×4032ピクセル)約34.1×34.1 cm
M(3024×3024ピクセル)約25.6×25.6 cm
S(2016×2016ピクセル)約17.1×17.1 cm
16:9(36×20)L(6048×3400ピクセル)約51.2×28.8 cm
M(4528×2544ピクセル)約38.3×21.5 cm
S(3024×1696ピクセル)約25.6×14.4 cm

プリント時の大きさについて

画像をプリントするときの大きさは、ピクセル数÷出力解像度(dpi)×2.54 cmで求められます。

画像サイズ(DX)の適用

ON]に設定すると、静止画の撮像範囲を[DX(24×16)]に設定している場合の画像サイズを、その他の撮像範囲の画像サイズと分けることができます。[DX(24×16)]時の画像サイズは[画像サイズ(DX)]で設定します。

画像サイズ(DX)

画像サイズ(DX)の適用]が[ON]の場合に、静止画の撮像範囲を[DX(24×16)]に切り換えたときの画像サイズを設定できます。

  • RAW画像の画像サイズは[サイズL]に固定されます。